「消費税8%」4月1日以降のモノの値段はこうなる 価格表示にも注意
4月1日から消費税率が8%にアップ。ニュースでは、いろいろな商品の値上げが報じられています。基本は増税分の価格への転嫁ですが、値上げ理由には増税以外の要素もあったり、「上げすぎ」に配慮して、商品によっては据え置いたり値下げしたりするなど、対応に苦心の跡が見られます。何の値段がどう変わるのか、いま一度整理してみましょう。
アミューズメント
まずアミューズメント施設から。東京ディズニーランドと東京ディズニーシーは、1デーパスポート(1日利用券)が大人で200円上がり6400円に、年間パスポートは1000円値上がりして5万3000円になります。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は今年1月と4月に2段階でアップ。1日券が大人6980円となり、昨年より380円値上がりとなります。
スポーツ
スポーツ観戦はどうでしょう。サッカーの日本代表戦は、例えば1万円のチケットが1万300円に、5000円が5100円にという具合に値上げされます。プロ野球やJリーグでは、定期的に価格改定を行う球団、クラブが多く、今シーズンもチケット料金見直しの例が見られます。プロ野球の中日ドラゴンズは消費税アップを見すえて内野Sを200円値上げ、Jリーグでは川崎フロンターレがSS指定席を100円値上げしますが、いずれも子ども料金は据え置くなどの対応をとっています。
交通
交通関係では、関東圏のSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)の利用は1円刻み(発券機では10円刻み)の値上げ、関西圏のICOCA(イコカ)やPiTaPa(ピタパ)は10円刻みで値上がります。高速道路料金は10円刻みので値上げ、タクシーの初乗り料金は、東京都心部が730円、大阪市内は680円とそれぞれ20円値上がりします。
インフラ
電気料金やガス料金も変わります。東京電力では、一般家庭の1か月分の料金が7524円と209円の値上げ。東京ガスは、5780円と161円値上げします。水道料金は自治体によって状況が異なり、東京都の場合、6月分から料金に8%の新税率が適用されます。