ソフトバンク1位・前田悠伍、中学時代には「1日4時間の体幹トレーニング」
大学生投手が豊作と言われていた今年のドラフトで、1人だけ高校生投手がドラフト1位で指名された。それが今年の高校生NO.1左腕の大阪桐蔭・前田 悠伍投手(3年生)である。前田は外れ1位で日本ハム、楽天、ソフトバンクの3球団から指名を受け、抽選の結果ソフトバンクが交渉権を獲得。11月29日に大阪市内で行われた入団交渉で、契約金1億円、年俸1000万円(金額はいずれも推定)で仮契約を結んだ。 【動画】巨人・横川も大絶賛の本格派左腕・前田悠伍(湖北ボーイズ)とは【ガチブルペン】 前田は1年秋からベンチ入りをし、その年の明治神宮大会での優勝に貢献。2年春の94回センバツでは近江との決勝に先発に7回1失点の11奪三振と好投し、優勝の立役者となった。センバツ決勝で2年生投手が2桁奪三振を記録して勝利するのは史上初であった。同年夏の甲子園では準々決勝で救援登板するも、1点リードの9回に2失点し逆転負けを喫した。 同年秋には大阪桐蔭の1番を背負い主将も務め、神宮大会で史上初となる連覇を成し遂げた。3年春の95回選抜では東海大菅生との準々決勝で1失点の完投勝利。次の報徳学園との準決勝では1点リードの7回途中から登板するも3失点をし、逆転負けを喫した。同年夏は大阪大会決勝で履正社に敗れるも、その後のU-18日本代表に選出され日本代表のエースとなり、台湾との決勝で1失点の完投勝利で優勝を収めた。 「高校野球ドットコム」では湖北ボーイズ時代の前田にインタビューを行っている。中学生にして驚くほど高い意識を持っていたことが分かる。 <インタビュー初掲2020年12月18日> ********** 古澤 勝吾(元ソフトバンク)、横川 凱(巨人)、土田 龍空(中日)を輩出した湖北ボーイズに注目の逸材がいる。それが前田 悠伍だ。 球筋の綺麗なストレートを投げ込む本格派左腕で、一昨年のカル・リプケン12歳以下世界少年野球大会では日本代表の一員として世界一に貢献している。 公式な最速は今春に計測した137キロだが、本人は140キロを投げられる手応えを感じており、中村 忠博監督によると、昨年末に前田の投球を見た横川は「自分が現役の時よりも数段上」と評価したという。 高校での活躍が期待される前田のこれまでの野球人生や今後の抱負などに迫った。