９番ティーショットを放ち歓声に応える河本結（カメラ・今西　淳）

◆女子プロゴルフツアー　ブリヂストンレディス　第１日（１６日、千葉・袖ヶ浦ＣＣ袖ヶ浦Ｃ＝６７３１ヤード、パー７２） 　第１ラウンドが行われたが、日没サスペンデッドのため、２７人が競技を終えられなかった。ツアー１勝の河本結（２５）＝リコー＝が８バーディー、１ボギーで大会コース記録タイの６５をマークし、岩井明愛（あきえ、２１）＝ホンダ＝と並んで暫定首位に立っている。今季は１１試合で５度のトップ１０入りと好調。今大会では「頑張らないことを意識」して、５年ぶりの通算２勝目を目指す。 　今季好調の河本が、いきなりビッグスコアをマークした。１番で５メートルのスライスラインを沈めると、３連続バーディーで流れに乗った。大会コース記録に並ぶ６５と好発進に、「頑張らない、という目標を達成できたので、いい一日だった」と笑顔で振り返った。 　午前７時５０分のティーオフ直前に雨が強く降り、競技が中断となった。「スタートしていなかったのがラッキー」と前向きに捉えた。不運な場面もあったが、「ラッキーでスタートしていたのでこれが普通」と割り切ることができたという。調子の良さから、優勝を求める声が多く届く。期待に応えるために「何位であろうが自分の一打に集中して、頑張らない」。その先に５年ぶりの栄冠が待っている。