中島町青年会が優勝 素朴な温かみ「コイ路」 高岡・福岡のつくりもんまつり最終日
●橋上町自治会「グランプリ」 高岡市福岡町の秋の風物詩「福岡町つくりもんまつり」（富山新聞社後援）は最終日の22日、多くの来場者が訪れ、素朴で温かみのある野菜造形「つくりもん」に見入った。コンクールの表彰式が行われ、優勝・県知事賞に中島町青年会の「コイ路（みち）」が輝いた。中島町青年会は3年連続で最高賞を獲得した。今回初めて実施された「出展者が選ぶつくりもんグランプリ」には橋上町自治会の「能登の祭」が選ばれた。 【写真】「出展者が選ぶグランプリ」に選ばれた橋上町自治会「能登の祭」 中島町は毎年、福岡町で養殖が盛んなコイをテーマに制作している。今回はコイとサル、カエルの3人組が江戸時代にタイムスリップした設定で、江戸の街並みや行き交う人々、舟や川を白菜やジャガイモ、タマネギ、昆布など多彩な野菜や食材で表現した。福岡町伝統の「菅笠（すげがさ）」の材料であるスゲも使用した。 中島町青年会の浅地隆佳代表（53）は「地域のみんなでにぎやかに作るのが楽しく、たくさんのお客さんが喜び、楽しんでいる姿を見られるのもうれしい」と話した。 次勝に新栄町自治会の「平安絵巻」と橋上町自治会の「能登の祭」が選ばれた。 ●本社作品に特別賞 富山新聞社は能登半島地震の被災地支援の思いを込めて、珠洲市の見附島と富山県西部ゆかりのキャラクターをピーマンやカボチャ、パプリカなどで作り上げた「能登甦（よみがえ）れ」を出展し、特別賞・福岡町観光協会長賞に選ばれた。 表彰式では上田聖太郎実行委員長があいさつし、講評した。次勝に次ぐ参勝と特別賞・サントリー賞、奨励賞の作品は次の通り。 ▽参勝 福岡高美術部「感動をありがとう!!」、北砺ビルサービス「ゴジラ-1・0」、福岡小「なかまとチャレンジ!!～とどけよう!笑顔・夢・感謝～」、末広町有志「なんちゃってシーサー」▽サントリー賞 福岡小▽奨励賞（連続5回出展）福岡高美術部
