阪神の藤川監督「活気にあふれていた」 秋季キャンプ初日、「没頭」するナインに満足げ
阪神は1日、高知県安芸市で秋季キャンプを開始した。高知は藤川新監督の生まれ故郷でもあり、平日で土砂降りの雨にもかかわらず、球場には約250人のファンが訪れた。 【写真】秋季キャンプが始まり、セレモニーに出席した藤川球児監督 リーグ連覇を逃し、監督交代もあった。若手主体で鍛える今キャンプのテーマは「没頭」。この日は、ほぼ屋内練習場とブルペンしか使えなかったが、走り込みや打撃練習など、できるメニューに集中し、藤川監督は「こんな天気でしたけど、活気にあふれ、笑顔もありながら追い込んでいる姿を見ていた。状態も非常にいいんじゃないか」と満足そうに語った。 藤川監督は午前中をほぼブルペンで過ごし、高卒2年目の期待の左腕、門別らに直接指導する場面もあった。コーチ陣には厳しく指導するように指示したといい、今キャンプでは実戦も取り入れていく方針。ただ、初日のナインの懸命な様子を目の当たりにして「選手は大事な財産」と話し、オーバーワークで故障しないように求めることも忘れなかった。