関東を中心に強盗事件が相次いでいることから、防犯設備を販売している大分県内の会社にも問い合わせが急増しています。 関東地方を中心に多発している強盗事件。 殺人にも発展していることから、警察による警戒も強まっています。 大分市で防犯設備を販売している「大分防犯サービス」には、強盗事件の報道が出始めた以降防犯カメラの設置などについての相談が急増したそうです。 （大分防犯サービス　田辺スミ子さん） 「（防犯）カメラだけではなく強盗が多いのでそれ以上のレベルアップした防犯の設備の環境が大切かなと」 こちらの店では人の姿に反応して光るライトを設置したり、鍵の二重ロックなど防犯対策をより強化することが必要と呼び掛けています。さらにこんな対策も。 （小栗アナ） 「こちらの防犯受信機家に居る時でも防犯することが可能なんですこちらのボタンを押すと 「在宅警戒を始めます」 警戒が始まりましたこの状態で外から不審者が入ってこようとするとこのように大きな音が鳴り渡る非常ベルがついています」 実は大分県内でも事件の発生をうかがわせるケースが急増しています。 すぐにできる対策と万一の時どういう行動を取ればいいのか見ていきます。 関東で相次いでいる強盗事件。 遠くのことだから大丈夫と思わずに大分でも注意が必要です。 事件が予兆されるもののひとつにアポ電というのがあります。 詐欺や強盗を行おうとする犯人グループからのいわゆる探りの電話で、大分県警によりますとこうした電話がかかってきたという相談件数が９月２８０件で、前の月よりも倍以上に増えています。 リフォーム会社や金融機関、行政職員などを名乗って家族構成や資産を聞いてくるケースもあります。 もしこうした電話がかかってきても安易に情報を話さないようにしてください。 関東で相次いでいるような強盗事件から身を守るためにはやはり対策が重要です。 自宅で防犯対策をしているかという調査で、大分県内では７１％がしているという結果になりました。 実際に対策をしたという大分市内の７０代の男性に聞きました。 こちらの男性は、近所で起きた空き巣への対策として防犯カメラや人感センサーなどを家の５カ所以上に付けたんだそうです。 ですが「強盗犯が強引に家に入ってくるとどうしようもない」と関東での事件について心配をしていました。 防犯カメラやセンサーライト以外にもすぐにできる対策があります。 窓ガラスに貼る防犯フィルム。 ひびは入っていますが、窓を割れにくくして犯人の侵入を防ぎます。 侵入に５分以上かかると約７割の犯人は諦めるという警察庁のデータもあります。 また、防犯砂利というのもありまして、踏むと普通の砂利よりも大きな音が出るので敷地内に侵入しにくく効果的です。 最後に、もし強盗犯が家の中に入ってきた時、どう行動すればいいのでしょうか。 犯人に気づいたときは…玄関や近くの窓からすぐに逃げてください。 命を守るのが最優先です。 では外には逃げられない場合はどうすればいいのか。 鍵のついたトイレなどに閉じこもって警察に通報をしてください。 少しでも時間を稼いでください。 こうした行動ができるように、寝るときや宅配便が来た時も携帯電話を近くに置いておくのが重要だそうです。 大分でもいわゆるアポ電が増えています。 関東での事件を他人事と思わずにできる限りの対策をしていきましょう。