浅野温子「結婚と出産を選んだ時、大半から反対されました」
1980年代から90年代にかけ、「101回目のプロポーズ」「パパはニュースキャスター」など大ヒットドラマに途切れなく出演し、トレンディドラマのブームを作った浅野温子さん。中でも1986年からのテレビドラマに加えて7本の映画にもなり、息長く続いているのが「あぶない刑事」シリーズだ。 【写真】「レジェンド」浅野温子さん、変わらぬ笑顔、ツーブロックがかっこよすぎ! 5月24日には、8本目の最新映画『帰ってきた あぶない刑事』が公開、浅野さんはピンヒールにド派手なドレス姿で登場する。今回のFRaUの撮影は、あぶ刑事の舞台である横浜市で、ピンヒールに深いスリットの入ったロングドレスで臨んだ。インタビュー前編では、浅野温子さんのキャリアと人生についてお伝えする。 ---------- PROFILE 浅野温子(あさの・あつこ) 1961年3月4日、東京都出身。1977年にドラマ「文子とはつ」(77/TBS)で俳優デビュー。81年に「スローなブギにしてくれ」で映画初主演。「あぶない刑事」シリーズのほか、ドラマ「抱きしめたい!」(88/CX)、「101回目のプロポーズ」(91/CX)など出演作は多数。近年は「古事記」や日本の古典各地の民話伝説を題材とした一人舞台劇「よみ語り」にも力を入れている。 ----------
「ししゃも足は昔からなんです」
個別インタビュー会場に、ピンヒールを履いて黒のロングドレスで現れた浅野さん。撮影に入ると、スリットから鍛えられたふくらはぎがのぞく。「ししゃも足は、昔からなんです」。特にトレーニングをしているわけではないそうだ。作品中、ヒールを履いて若干下り坂になっているところを後ろ向きに歩くシーンがあり、衣装合わせの時に練習して本番に臨んだという。 「普段は、スニーカーですよ。ヒールはね、マメができちゃうんです。だから衣装が決まった時、やばいと思って……」 そのときプロデューサーが見せてくれた動画は、ドレスに身を包み、モデルのウォーキングの逆再生のように後ろ向きに歩く姿。「練習」どころかめちゃくちゃかっこいい。何よりも浅野さんのような長いキャリアを持っていても、こうして練習をし、そしてそれを明るく語るのが「浅野温子」なのだなと感じさせられる。