ウクライナ侵攻批判の有名ロシア人シェフ、遺体で発見 セルビア
【AFP=時事】ロシアのウクライナ侵攻を強く批判してきた有名なロシア人シェフ、アレクセイ・ジミンさんが、訪問先のセルビアの首都ベオグラードで遺体で発見された。複数の情報筋が13日、明らかにした。 【写真】ロシア政府系TVに女性職員乱入 「反戦」訴え ウクライナ侵攻を批判する在外ロシア人の死が相次いでいる。 ジミンさんは長年、英ロンドンを拠点に活動してきた。同地のレストラン「ZIMA」のインスタグラム投稿によれば、ジミンさんは同店を共同設立。数多くの雑誌に寄稿したり、書籍を共同執筆したりしてきた。 捜査関係者がAFPに語ったところによると、ジミンさんの遺体は12日夜遅く、新刊「Anglomania」を宣伝するために訪れたベオグラードで借りていたアパートで発見された。 検察は英BBCに対し、アパートは内側から施錠されており、状況に不審な点はみられないが、司法解剖が行われると語った。 ジミンさんは1971年ロシア生まれ。モスクワで複数のレストランを経営していたが、2014年にロシアがウクライナ南部のクリミア半島を一方的に併合したことを機に出国。2022年2月にウクライナ侵攻が始まると、反戦メッセージを投稿し、ロシア政府寄りのテレビ局で土曜日に放映されていた料理番組を打ち切った。【翻訳編集】 AFPBB News