【速報】大阪・堺市の隣人暴行死事件 検察が懲役14年を求刑 「金づるのように扱い尊厳踏みにじった」
堺市の集合住宅で2022年、隣に住む男性に暴行を加えて死亡させた罪などに問われている男の裁判員裁判があり、検察は懲役14年を求刑しました。 起訴状などによりますと、楠本大樹被告(34)は2022年11月、堺市中区の集合住宅の一室で、隣に住む唐田健也さん(当時63歳)に暴行を加え、ろっ骨を折るなどして死亡させたとする傷害致死の罪などに問われています。 これまでの裁判で楠本被告は「人が死ぬような力を加えて殴ったつもりはない」と述べ、弁護側も傷害致死罪ではなく暴行罪にあたると主張していました。 きょうの論告で検察は「被告は根拠が乏しい因縁をつけて金銭を要求し、金づるのように扱い強力な暴行を加えて死亡させた。唐田さんの尊厳を踏みにじり続けた末に命まで奪った。動機や経緯は身勝手で理不尽極まりなく強く非難されるべきだ」などとして懲役14年を求刑しました。