厚木の高齢者施設で入居男性を暴行死 入居の男に懲役2年判決
tvkニュース(テレビ神奈川)
厚木市内の高齢者施設で入居者の男性に暴行を加え、死なせた罪に問われていた男の裁判員裁判で、横浜地裁小田原支部は77歳の男に懲役2年を言い渡しました。 起訴状などによりますと、厚木市の無職神戸昭章被告は去年11月、厚木市内の高齢者施設で同じ施設に入居する当時86歳の男性の体を蹴ったり押したりする暴行を加え、男性を転ばせて頭を床に打ちつけさせ死亡させた、傷害致死の罪に問われていました。 31日の裁判で横浜地裁小田原支部の木山暢郎裁判長は、神戸被告が一部否認していた犯行態様について、「高齢で足腰の弱い被害者を転倒させかねない危険なもの」として暴行があったと認定。 そのうえで「暴行の程度は一定程度強く、死亡の結果は重大」などと指摘しました。 さらに、法廷での様子などから「結果の重大性を真摯に受け止めているとは言えず、執行猶予を付すことは相当とは言えない」として、懲役2年の実刑判決を言い渡しました。
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