WATWINGスペシャルロングインタビュー メンバーが語る新曲、デビューから今に至る成長、武道館とファンへの思い
WEBザテレビジョン公式Xで、取材してほしいニューカマータレントをユーザーから募る新企画「推したい!フレッシュFACE」。今回は、2024年2月8日に自身初となる武道館公演を控えるWATWINGが登場。2019年6月のデビューから今に至る4年半での成長や、12月15日にリリースされたメンバー作詞作曲・振付の新曲「I don’t care」について、そしてWindy (WATWINGのファンネーム)への想いまで、じっくりと話を聞いた。 【撮りおろし28枚】写真たっぷりのスペシャルギャラリーはこちら ■メンバー作詞作曲・振付の新曲で「誰かの背中を押せたらいいな」 ──12月15日にWATWINGの新曲「I don’t care」がリリースされました。この曲は八村さん出演のMBSドラマシャワー「佐原先生と土岐くん」のオープニング主題歌で、作詞作曲も八村さんが手がけています。まず、八村さんが楽曲を手がけられた経緯を教えてください。 八村倫太郎 音楽をやっている以上は、クリエイティブな面でも表現をしたい、だからこそいつかは作詞作曲をしてみたいとずっと思っていて。今回作曲と編曲を手伝ってくださったUTAさんには、ずっと前から「作詞作曲をしてみたいんです」と話をしていたんです。そこから2023年の2月、まだドラマのお話も何もなかったときに、とりあえずUTAさんとセッションをしてみようということになって。その時点でなんとなくの曲の世界観や、自分の表現してみたいものがイメージとしてあったので、それをUTAさんに共有して、曲の形を作りました。デモも6月くらいにはできていて、メンバーもみんな「いいね」と言ってくれていて。で、ドラマのお話をいただいたときにこの曲がハマるということで、主題歌に決まりました。 ──初めて作詞作曲された楽曲が、ご自身主演のドラマの主題歌になるなんて。 八村 いや、もうありがたすぎます。「そんな恵まれていることあるのか!?」っていう感じですけど、すごくうれしかったです。 ──メンバーの皆さんは、初めて「I don’t care」を聴いたときどう感じましたか? 桑山隆太 疾走感があるし、聞き馴染みも良くて。口ずさみたくなるようなメロディだなと思いました。 古幡亮 純粋に好きな音だったし、好きなメロディだったし、隆太が言うように疾走感もあって、スカッとします。 ──振り付けは古幡さんと福澤さんが手がけられたそうですね。 福澤希空 はい。僕は最初に聴いたときに「青春だ!」と思って。この曲を聴いたときの感情を振りにしました。 古幡 僕は毎回振りを作るときに「今まで見せたことのないWATWINGを見せていきたい」と思っていて。俺が作る振りって、どうしても俺の中からしか生まれないので。もちろんそれはいい意味でもあるんですけど、違った引き出し方をするというのは常に意識しています。だから今回もまたちょっと違ったWATWINGが見られるんじゃないかな。ワクワクしながら振りを考えました。 ──改めて「I don’t care」の歌詞に込めた想いを教えてください。 八村 人って出会いも別れもあるじゃないですか。友達だったり家族だったり恋人だったり。そういう人たちとお別れしたあとに、「せいせいした」とかネガティブに捉えるのは好きではないなと思うんです。やっぱりそれまでの期間、好きだったり愛していたからこそ向き合っていたわけですし、向き合ってきた時間は美しい。そこには自信を持っていいんだよということを伝えたいなと思っていました。また、そこがドラマの世界観とも通じて。土岐(八村演じる土岐奏)のセリフでも「好きなもんは好き。それの何がいけないんだ」とありましたけど、世の中が何と言おうと、あんたが好きなんだったらそれでいいじゃんって。だから「気にすんなよ」という意味の「I don't care」というタイトルにしました。その2点が伝わったらうれしいなと思いますし、何よりもこの曲で誰かの背中を押せたらいいなと思っています。 ■WATWINGのメンバーが憧れる存在は? ──「I don’t care」からもわかるように、WATWINGは楽曲制作や振り付けなど、クリエイティブにメンバーが積極的に参加しています。そんな皆さんにとって、ロールモデルや憧れの存在はどなたでしょうか? それはアーティストを目指したきっかけとは変化していますか? 桑山 僕がダンスを始めるきっかけになったのはBTS。BTSを見てダンスボーカルが好きになって、自分でも目指すようになりました。WATWINGになってからは、いろいろな音楽に触れていて、最近好きなのはKing Gnu。本当にクリエイティビティにあふれていて、曲はもちろん、映像作品も見るし、ファッションも参考にしています。発信の仕方なども、自分たちに取り入れられることはないか?と考えながSNSを見たりもしていますね。 ──アーティストというか、カルチャーとして見ているところも? 桑山 そうですね。僕たちはオーディションで集まった6人で、今はまだWATWINGのカルチャーみたいなものはないと感じているんです。だけど、いつかは自分たちでカルチャーも生み出せたらいいなと思って。そういう意味でも参考にしています。 福澤 僕がダンスを始めたきっかけはお兄ちゃん(俳優の福澤侑)。尊敬していましたし、憧れていました。この活動を始めるようになってからは、ダンスだけでなく歌うことにもなって。そこからはアーティストとしてマイケル・ジャクソンを尊敬するようになりました。特にセクシーさとか、見せ方は参考にしています。あとは音楽に対しての熱意もすごいですよね。そこも見習いたいなと思っています。 八村 僕はもともとOne Directionやジャスティン・ビーバーが好きで、憧れていました。でも今は役者業もやらせてもらっているので、音楽だけじゃなく様々な面でクリエイティブを発信している人をすごいなと思うようになって。菅田将暉さんや星野源さんは、そういう意味ですごく尊敬しています。そもそも僕はWATWINGになる前は自分がアーティストになるなんて思ってなかったから……。あ、でも実は昔から曲は作っていたんですよ。 鈴木曉 えっ、そうなの!? 八村 うん。うちはお姉ちゃんがピアノがすごく上手なんですけど、合唱コンクールでお姉ちゃんのクラスはお姉ちゃんが作った曲を歌っていたんです。だから僕もその影響なのか、1曲だけ作ったことがあって。「漆黒のメリークリスマス」という曲なんですけど(笑)。だから昔から曲を作ることに抵抗はなかったのかなと思います。 鈴木 僕はWATWINGのメンバーになる前は、自分が曲を作るなんて思ってもいませんでした。だからあまり音楽に対してアンテナを張っていなかったんですが、自分が曲を作るようになってからはいろいろ聴くようになりました。それまではただ好きなアーティストを聴くという感じだったんですが、今は気になった音楽はいろいろ聴くようになったし、「この右から左に流れているパーカッションは何の音だろう?」とか「この声の明るさいいな」とか気にするようになって。最近好きなのはFurui Rihoさん。歌詞もいいし、メロディもいい意味で違和感があるポイントがあって、すごく尊敬しています。 古幡 僕がこの活動をするきっかけになったのはs**t kingzのNOPPOさんとBIGBANG。WATWINGのオーディションプロジェクトもNOPPOさんが関わっていたところから知りました。常にこの2組は頭の片隅にいて、常に刺激をもらっていますし、ずっと憧れています。でも最近は、身近な人に感化されることが多くて。メンバーもそうですし、スタッフさんもそう。身近な人から影響を受けて、考え方が更新されていっているような気がします。アーティストでいうと、LANYというロサンゼルスのバンドが好きで。音楽ももちろんなのですが、SNSでの見せ方一つ一つにも世界観があってすごく好き。そうやって、憧れているアーティストや、身近な人などから受けた様々な影響を、どう自分色に変えていくかというのは、常に意識しながら活動しています。 高橋颯 僕が影響を受けたのは、玉置浩二さん。高校生のときに、玉置浩二さんの音楽や存在自体にすごく救われて、自分自身もそういう人になりたいと思うようになりました。今だに志しているし、尊敬しています。今、憧れているのはBUMP OF CHICKENさんと米津玄師さんです。WATWINGとして2ndシングル(「BREAK OUT」)を出したあたりくらいのときに「もうちょっと歌の厚みが欲しいな」と思って参考にしたのがBUMP OF CHICKENさんなんです。無垢だけど、芯があるボーカルがすごく好きで、かなり聴き込みました。米津玄師さんは、何だろう……とにかく好きです(笑)。ただ自分がアーティストになってから思ったのは、自分が憧れているようなアーティストも、同じ人間なんだよなということ。自分が将来的にそこにいくんだと思ったら、すごく身近な存在に思えてきて。だとしたら、「憧れの人たちは普段どういう人柄なんだろう?」とか「どういうことに気をつけて生活をしているんだろう?」と考えるようになりましたね。 ■結成から4年半、メンバー同士が語る成長ポイント ──今、それぞれの音楽との向き合い方の変化をお伺いしましたが、WATWINGは結成してから4年半。個人としてもグループとしても大きく変化、成長してきたと思います。一緒にいるからこそ感じる、「このメンバーのここが成長したな」という点を教えてください。 高橋 じゃあ、隣の人について言います。 福澤 まずは僕が(桑山)隆太の成長したところを。もちろん全体的に成長しているんですけど、昔は純粋で何も知らなかったところから……。 八村 染まっちゃった?(笑) 福澤 いや、なんというか、最初は無我夢中で「とりあえず全力でやる!」という感じに見えたんですが、最近は良い意味で余裕が出てきて、自分の見せ方がわかってきたというか。色気もすごくあるし、良い具合に自分の個性が出てきているなと思います。 桑山 すごくうれしいですね。本当に年月を重ねて、そういう余裕みたいなものが出てきているなと自分でも思います。僕の思う倫太郎の成長したところは……どんどんコミュニケーション能力が高くなってきているところ。特に最近は、周りを巻き込んで笑わせるのが得意ですし、社交性も“100!”みたいな感じで。そういうものが、芝居にも大きく影響しているんだろうなと思います。 八村 自分ではWATWINGになってからしゃべるのが好きだって気付いたと思います。メンバーみんなのおかげで、しゃべることだったり、みんなを笑わせることがどんどん好きになっているような気はしますね。亮は、自覚してきたなと思います。自分に気付いてきたというか。自分が面白くないってことに……(笑) 古幡 おい!(笑) 八村 あはは(笑)。いろいろな意味で自覚してきたなと思うのと、すごく相手のことを考える人になってきているなと思います。優しさが更新されていっているなって。優しすぎて詐欺にでも遭っちゃうんじゃないかなと心配になるくらい優しいです。 ──詐欺には遭わないように気をつけていただきたいですね。 古幡 でも詐欺の人も頑張ってるんで。 八村 ほら、優しいんですよ!(笑) でも亮が最年長でいてくれるだけで、やっぱ最初から安心感はありました。いじられるし、優しいし、亮が最年長でよかったなというのは思いますね。ありがとう、Wikipediaリーダー! 古幡 Wikipediaに「リーダー」って書いてあるんですよ。WATWINGにはグループのリーダーはいないんですけど。これからもWikipedia上のリーダーとして、頑張っていきたいと思います!(笑) ──自覚が出てきて相手のことを考えられるようになってきたという点については、ご自身ではどう思いますか? 古幡 ああ、そうですね。自分に余裕がないと、人には気を配れないじゃないですか。そういう意味では余裕が出てきて、自分のことも客観的に見られるようになって、その結果、周りのこともフラットな目で見られるようになってきたのかなと思います。 ──では高橋さんの成長したと思うところを教えてください。 古幡 颯は心が安定してきたなと思います。別に、以前が不安定で「ワーッ」となっていたということではないんですけど。ちょっと俺と似てんのかな。言い方が難しいんですけど……昔は自己犠牲をしてしまうことも多かったし、でも「自分は自分で大事だし」という気持ちもあって迷いが生じている場面が多かったと思うんですけど、最近は安定してきて、自分の意志もちゃんと伝えてくれるようになった。もともと持っていた「人のために行動したい」という気持ちをまっすぐに使えるようになって、より魅力的だなと思いますね。 高橋 ちょっと恥ずかしいですけど、ありがたく受け止めました。曉は、いい意味で変わらない。人って、何かを手にしたり、有名になったりすると変わっちゃうと思うんです。だけど、曉はずっと変わらない。そんな存在に、僕自身が救われています。あと、さっき倫太郎が言っていてピンときたんですけど、曉にも「自覚が出てきた」というのを感じていて。自分の置かれている状況や役割に対して、自覚があって、周りを冷静に見ていて素敵だなと思いました。あと……何だっけ? 言いたいと思っていたことがあったんですけど「自覚」なんて難しい言葉使ったからド忘れしちゃいました(笑)。あっ、そうだ! 曉は自分の世界をしっかり持っている人なんですけど、昔と比べて、周りのことも見られるようになったように感じます。周りのことも自分のことのように思って大切にしていて素敵です。 鈴木 たくさん言ってくれてありがとう! 今「自覚」と言ってくれましたけど、実際、最初の頃は何も考えていなかったんですよ。「よっしゃ、WATWINGになった!」っていう気持ちだけ。だけど最近は「自分をどう見せるか?」とか「WATWINGをどうしていきたいか?」ということを、めちゃくちゃ考えるようになってきたなと思います。希空は、もともとダンスがうまかったんですけど、より一層磨きがかかっていて。WATWINGの振り付けはもちろんですけど、「これちょっと踊って欲しいんだよね」って動画を見せると、ものの10分とかで覚えて、しかもカッコよく見せてくれる。僕の自慢です! 福澤 僕、最初は常に「全力!」っていう感じのダンスだったんです。だけど、誰かがあるとき“抜いて”踊っていたんですよ。それを見て僕も抜くことを覚えました。そこから自分の昔の映像を見ると、めちゃくちゃ全力で踊っていたなと思って、どんどんバランスの良いダンスができるようになっていったなという自覚はあります。 鈴木 あとさ、俺たちはいろいろなダンサーさんに振り付けしてもらっているじゃん? そういう方々からインスピレーションを受けているということもありそうだよね。 福澤 あー、それはめちゃくちゃあるね。そういうものをすべてまとめて、自分のオリジナリティが出せるようになってきたと思います。 ■初の武道館とWindy(ファン)への想い ──メンバー一人一人も成長してきたWATWINGですが、グループとしての来年の目標はどのように考えていますか? 八村 来年の目標は、まずは2月8日にある日本武道館公演(「WATWING Let’s get on the beat Tour Special Edition in 武道館」)を成功させること。成功というのは、満員にするということだけじゃない。お客さんにも楽しんでほしいし、自分たちも楽しみたいし。そういった意味で、しっかり武道館公演を成功させたい。この武道館公演を、今年のパシフィコ横浜の公演で発表したとき「これで終わりじゃないよ」ということをWindy(※WATWINGのファンネーム)に伝えられたことがうれしかったんです。同じように、武道館を超えた先にも、また何かがあると思うので、武道館が終わったら、次はそこに向かって進んでいけたらと思います。2023年はいろいろなところに顔を出せた1年だと思うので、その歩みを2024年も止めたくはないですね。ただ、さっき曉が言ったように、「WATWINGをどうしていきたいか?」ということもちゃんと考えないといけないとは思っていて。ただがむしゃらに頑張るだけでなく、「WATWINGをどうやってもっと知ってもらうか?」もそうですし、「WATWINGがその人にとってどういう存在でありたいか?」、「武道館にただ立つんじゃなくて、武道館に立ったときにどういうライブをしたいか?」、そういうことまで自分たちでしっかり考えて、アイデアを出し合っていけるグループになっていきたいです。また取材をしていただいたときには、もっと大きなことを、胸を張って言える存在になっていたいなと思います。 ──2024年に限らず、グループとしてのこの先の目標はあるのでしょうか? 八村 結成当初から、「東京ドームに立つ」というのは目標として掲げています。そのためにまずは武道館があって。自分たちの存在が大きくなっていけば、それに伴って会場もどんどん大きくなっていくと思うので、そうやって東京ドームまでの道を、ファンの人と一緒に走っていければいいなと思います。 ──「ファンの人と一緒に」との言葉もありましたが、今回の企画「推したい!フレッシュFACE」は、SNSで取材してほしいタレントを募集する企画です。「WATWINGを取材してほしい」というファンの方の声を受け、このたび皆さんに登場していただくことになったんですよ。 一同 えー!? ありがとうございます! ──なので最後にWindyとの印象的なエピソードや、皆さんにとってWindyがどういう存在なのかというのを教えてください。 鈴木 僕は、歌もダンスもまだまだ高みを目指していきたいし、だからこそ、自分に対して、自信があるっちゃあるけど、ないっちゃないんですよ。でもそんなときに、僕のパフォーマンスを見た方から「最強だと思いました。仕事とかも大変ですけど、頑張っていけます」という内容のファンレターをいただいて。それを読んだとき、うれしすぎて家で一人で泣いたんです。そういうWindyの声は本当にうれしいし、僕たちの活力になっています。 八村 ライブ中の映像を撮って、ライブ後にSNSでアップするということを、パシフィコ(横浜)公演から始めたんです。その映像を見たら、こちらからはお願いしていないはずなのに、ファンの人がみんな、俺ら以上に超大きな声で歌っていたんですよ。みんなで一緒に音楽をやりたいなと思っていたので、その映像を見たときに「こんなに声出るんだ! うれしい!」と思って。Windyも僕らを通して歌や音楽を好きになってくれたらうれしいし、もっともっと楽しんでもらうにはどうしたらいいかな?とさらに考えるようになりましたね。 古幡 Windyは僕の生きがいです。ライブでコミュニケーションを取ったり、みんなが喜んでくれている姿を見ると「WATWINGやっててよかったな」ってすごく思う。最近でいうと、年末だから音楽配信サービスの1年間で聴いた曲ランキングみたいなのが出ているじゃないですか。その個人の結果をみんながシェアしてくれるんですけど、1位から5位まで全部WATWINGの曲だったり、何百時間も僕らの曲を聴いてくれていたりするんですよ。そういうのを知ると本当にうれしいですね。アーティストさんがたくさんいる中で、俺らのことを見つけてくれて、曲を聴いてくれて、忙しい中ライブに足を運んでくれて……本当にうれしい。僕らはその分、みんなのことを幸せにしたいなと思いますし、幸せにしたいと思える対象があるということ自体が幸せで。そのために頑張れる。そういうことを全部踏まえて、生きがいだなと思います。みんなのために、これからもいいものを届けていきたいなと思っています。 桑山 ファンレターやSNSを見ていると「WATWINGと出会ったことで自分の生活が変わった」とか「自分の見ている世界が変わった」と言ってくださる方がすごく多いんです。結成当初、自分は「誰かに影響を与えられるようなアーティストになりたい」と言っていたので、活動していく中で本当に誰かに影響を与えられているんだなと思うと、すごくうれしいです。同時に、僕たちはそういう人たちの人生も背負っていると思うので、一緒に羽ばたいていきたいなと思います。 高橋 いつもファンの方が「ありがとう」と言ってくれるんですけど、こちらが「ありがとう」なんですよ。お手紙もくださるんですけど、本当にすごく温かくて。僕たちとWindyは、アーティストとお客さんという関係を超えた関係だなと思っています。すごく大切な存在です。いつもありがとう! 福澤 僕らにとってWindyは本当に欠かせない存在です。今こうやってライブができているのも、遡ればWATWINGが存在しているのも、全部Windyのおかげです。Windyがいなければこんな活動はできていないので、すごく感謝しています。僕も「ありがとう」を言いたいですね。 八村 そもそも「Windy」というのは「風」が由来なんですけど、僕ら“羽”も、羽だけじゃ空は飛べない。風に乗って飛ぶものだし、翼をはためかせないと起こせない風もある。そうやってお互いにいなくちゃいけない存在だという意味で「Windy」と付けたんです。今回もみんなのおかげでこうやって掲載してもらえたのは、すごくびっくりしたし、やっぱりWindyがいないと俺らは何もできないなと思いました。これからもそうやって、お互いに支え合っていける存在でいたいです。 ※高橋颯の高は、正しくは「はしごだか」 ■取材・文/小林千絵 撮影/友野雄