中日・高橋宏斗、『朝活』でブレークスルー 自らの体と”対話”を重ね、気づきを即座に全体練習で試す
中日の高橋宏斗投手(22)が18日、今秋から「朝活」に取り組んでいることを明かした。全体練習が始まる3時間前の午前7時過ぎからトレーニングを開始。シーズン中には取り組めなかったメニューをこなし、そこで気づいたことを即座に全体練習で試すようにしているという。11月に行われる「ラグザス presents 第3回 プレミア12」に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の先発として期待も大きい背番号19が充実の日々を過ごしている。 高橋宏の1日の始まりは早い。午前6時前にスマートフォンのアラームが鳴る。「朝は強いので起きております」。おにぎり2つと自作のスムージーで朝食を済ませた後は車を走らせてナゴヤ球場へ。全体練習のアップ開始は午前10時だが、3時間前の午前7時過ぎにはトレーニングを開始。メニューはブリッジや逆立ちなど多岐にわたる。 「いろいろなトレーニングをしています。シーズン中は次の登板に向けてですけど、今は試しても駄目なら戻ってこられる。メニューによっては中6日の間で1、2回しかできないことを毎日しています。そこで気がついたことを10時の全体アップから取り入れるようにしています」。高橋宏は今秋から「朝活」を始めた理由を明かした。 今季は最優秀防御率のタイトルを獲得するなど躍進の年となった。それでも、踏みとどまるつもりは全くない。「今と同じスピードだとしても、もっと力感なく投げられるように意識してやっています」。ボール自体の威力を高めることはもちろん、さらに速く感じさせるための工夫も欠かさない。毎朝、自らの体と”対話”を重ねることがブレークスルーへの道と考えている。
中日スポーツ