アイナ・ジ・エンドが選ぶ「2024年のTOP3」
2024年も残すところわずか。音楽ナタリーでは、さまざまなアーティストに今年印象的だった3つのトピックを紹介してもらう年末企画「2024年のTOP3」を実施。第1回となる今回は、今年9月に東京・日本武道館での単独公演を成功させるなど、ソロアーティストとして目覚ましい活躍を見せたアイナ・ジ・エンドに2024年を振り返ってもらった。 【画像】2024年9月開催の日本武道館公演よりアイナ・ジ・エンド。(Photo by sotobayashi kenta)(他6件) ■ 第1位:初めての武道館公演 今年はバックダンサーオーディションを2回やりました。武道館では20人のかけがえのないダンサーと出会い、沢山練習を重ねました。私自身元々ダンサーだったのもあり、みんなで大舞台に立つというひとつの夢が叶いました。武道館当日のお客さんのエネルギーは膨大で、また新しい出発をしていく覚悟が芽生えました。 ■ 第2位:Coachella 初めてCoachellaにライブを観に行きました。 みんな自分の音楽を信じて、そこでできる精一杯のパフォーマンスを編み出しているのは、次元が違えど、日本も海外も同じなのだと知りました。ヤング・ミコさんが印象的で、「tamagotchi」はあれからずっと聴いております。 ■ 第3位:写真展"幻友" 10年間の日々を振り返り、親友が撮り続けてくれた写真を展示させてもらいました。渋谷PARCOさんは毎日満員御礼で、友達やアーティスト仲間もみんな集ってくれて、忘年会のようになった日もありました。来場者の皆様もプリクラを撮ってくれたり、10年を超えてみんなとまた新たに思い出を紡いでいこうという気持ちが芽生えました。有り難かったです! ■ 2024年を振り返って アイナ・ジ・エンドは人生であり、プロジェクトであり、応援してくれる人がいないとなんにも意味がないと、改めて実感した1年でした。 一人よがりの音楽はもうやめようと、何度も思いました。これからは労いの気持ちや感謝の気持ち。たまに情念に塗れながらも、まっすぐに表現を耕していこうと思っています。 ■ プロフィール 2015年から2023年まで“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのメンバーとして活躍。2021年に1stソロアルバム「THE END」を発表し、本格的にソロ活動を開始する。2022年に日本初上演となるブロードウェイミュージカル「ジャニス」で主演のジャニス・ジョプリン役を務め、2023年に岩井俊二監督による映画「キリエのうた」で映画初主演を務めた。2024年1月に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でBiSH解散後初のワンマンライブ「BACK TO THE(END)SHOW」を行い、3月からはワンマンツアー「Grow The Sunset」を実施。9月には東京・日本武道館で単独公演「ENDROLL」を成功させた。同年11月に3rdソロアルバム「RUBY POP」をリリース。2025年1月から全国8都市を回るツアー「ハリネズミスマイル」の開催を予定している。