【個人投資家】資産2.6億円を築いた銘柄選びのコツは“高ROE+利回り3%以上の成長株”に注目すること!業績とは関係ない株価急落時に安値で買うのも重要!
【新NISA】資産2.6億円超を築いた個人投資家の投資手法を公開! 「ROEやROAが高く、配当利回り3%以上」が銘選びのポイント! 【図版】SammyFebruaryさんが考える「上がる株の3要素」 ●配当利回り3%以上の成長株を狙って気長に値上がりを待つ! 相場のショック時の連れ安で買い、心に余裕を持つことを重視! SammyFebruaryさんが個別株の投資を始めたのは2000年頃。目標は「高配当株を買って配当生活」することだった。 すぐにITバブルが崩壊し、資産はなかなか増えなかったが、そんなときに参考にしていたブログなどで知ったのが「ROE(株主資本利益率)」という指標。ROEは、株主資本をいかに効率よく使って利益を出しているかがわかる指標だ。 また、この頃にバフェットを知り、彼が言う“参入障壁が高い事業”を探すようになった。 「2002年頃、銘柄選びの基準にROEを取り入れてから成績がアップ。たとえば、当時ROEが10%以上あり、連続増配を続けていた明光ネットワークジャパン(4668)は買い値の3~4倍に。今も保有中のプレステージ・インターナショナル(4290)は、なんと買い値の240倍になりました。業績好調なのが大前提。加えて、元々の目標が配当なので、今は配当利回り3%以上の銘柄を買います。配当がもらえると、株価が上がらない時期でも辛抱強く保有できるのが利点です」(SammyFebruaryさん) 2007年までは配当の条件を加えつつ、成長株中心に投資。給料の3分の2程度を株の投資へつぎ込むという“入金力”も手伝い、7500万円まで資産が増加した。2007年以降は、元々の目標だった高配当株中心の投資に本格的に移行。ただ、大型高配当株だけでなく、中小型の高配当株にも投資している。 「小型株は事業内容がわかりやすいですし、資産増のエンジンになっています。ROEは融資の借入額を除いた株主資本が分母なので、借金が多い会社は高くなってしまいます。なので、1~2回の赤字で債務超過になって倒産するような小型株を選ばないために、小型株選びにはROEよりもROA(総資産利益率)を重視しています」(SammyFebruaryさん) 高配当株投資に移行してからも資産は増え続け、2013年に1億円を達成、2020年に2億円を達成した。 そんなSammyFebruaryさん が勝つために大切にしているのは、暴落時などの株価が安くなったときに買うことだという。 「株価が右肩上がりのときに買うのではなく、業績とは関係ないのに株価が下がっている時がチャンスです。安値で買うことができれば、長期で保有できます」(SammyFebruaryさん) また、ブログなども銘柄選びの参考にするが「誰も見向きをしなくなったようなタイミングで買うようにします」と話す。 さらに、相場は循環するので心に余裕を持って上がるのを待つことも重要だという。 「今は小型成長株がなかなか上がらない相場ですが、割安株と成長株は交互に注目されます。焦らずに気長に待つのが吉です」(SammyFebruaryさん) なお、新NISAでは日本株に偏っている資産構成を補正するため、投資信託などで海外株の比率を増やす予定だ。
ザイ編集部
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