加藤シゲアキ 小説家活動「まだやっても良いんだ」と思えた瞬間「続けることが一番大事」
「NEWS」の加藤シゲアキ(37)が6日、TBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」(月~木曜前8・30)に生出演。小説家デビュー当時を振り返った。 11年に「ピンクとグレー」で小説家デビューを果たした加藤。パーソナリティーの「パンサー」向井慧から「他ジャンルから文芸界に入るっていうのも、どの分野でもそうですけど、ちょっとうがった目で見られるっていうのもあるんじゃないんですか?一番最初とか特に…」と質問される一幕があった。 「僕自身、低く見積もってたんです。本は出たけど、もう終わりだなみたいな。いろいろ面白がられて、炎上して。(小説の)内容もハードだったんで、それくらいの覚悟でやったんで、これで爆弾仕掛けたぞみたいな気持ちで」と話し、処女作「ピンクとグレー」は誹謗中傷も覚悟の上でのリリースだったと振り返った。 「そういう意見もたくさんあったんですけど、意外と低く見積もってたせいか、“案外面白いぞ”っていう声もちゃんと届いて。その後、編集部に有名作家さんが“加藤くんの本面白かったよ”って届けてくれて。応援してるよとか、本屋さんが“また次読みたいです”とかすごい言われて。そんな風に言われるるの初めてだったから、まだやっても良いんだなって(思えた)」と周囲の反応が予想以上に良かったと明かした。 「CD出してもCD屋さん回ったりはなかったんですけど、小説は回ったんです、本屋さんを」と切り出し「そしたら、読んでくれた感想とかおっしゃってくれた後に、“でも、これ一発だけだと応援し続けられない。作家を続けると応援し続けられる。新刊出したときに一緒に並べることもできるし、たくさん本が出れば加藤シゲアキ特集もできる、棚の札も作れる。続けるんですよ”って言われて“はい”って思ったんです」と執筆活動の原動力になったという書店員の言葉を回顧。「実際に本を売ってる人がそれを言ってくれて、続けることが一番大事だなって思ってからは、作家をやめようは思ったことないですね」と伝えた。