3年A組、鬼気迫る菅田の演技で最終回 人気ゆえハプニングも
菅田将暉が主演するドラマ「3年A組-今から皆さん、人質です-」(日本テレビ系)が10日、最終回を迎えた。放送直後、生徒たちのその後と卒業式を追ったスピンオフドラマが動画配信サービスHuluで配信開始されたがアクセスが殺到、一時的に接続困難な状況に陥るという、同作の人気を物語るようなハプニングもあった。
明かされた“真犯人” 菅田の鬼気迫る演技
菅田演じる3年A組担任の美術教師、柊一颯(ひいらぎ・いぶき)が、卒業式の10日前に教え子たちをクラス丸ごと人質にとり学校に立てこもる衝撃的な展開で1月にスタートした同ドラマ。クラスメイト・景山澪奈(上白石萌歌)の死の真相をめぐる謎解きとあわせ、毎週の放送のたびネットで話題になってきた。最終回ではいよいよ澪奈を死に追い込んだものが何だったのか“真犯人”が明かされ、ネットに向けて必死でうったえかける柊の壮絶な生きざまが、菅田の鬼気迫る演技で表現された。
“3年A組ロス”心配する声も
学園ミステリーとしても斬新なアプローチが随所にみられた同作だが、終盤の感動が冷めやらないなか、生徒たちのその後と卒業式を追ったスピンオフドラマが放送終了直後から動画配信サービスHuluで配信されることが告知されると、Huluで障害が発生。約30分に渡り、Huluのサイトやアプリにアクセス困難な状態となった。原因は、同スピンオフドラマを観ようと視聴者が殺到したためとみられている。スピンオフドラマは「3年A組-今から皆さんだけの、卒業式です-」と題し、前・後編の2回に渡り生徒たちのその後と卒業の様子が描かれ、後編については17日午前0時に配信されるという。 この障害について、ネット上には一部不満の声も上がったが、それをなだめるような意見や、「それだけみんなが見ているってことだね。感動をありがとう!」といったように、むしろドラマの人気を称える声が多数、書き込まれた。ドラマを通じ、菅田演じる柊がネットにまん延する心ない誹謗中傷などについて警鐘を鳴らす場面があり、視聴者の心にもしっかり届いたようだ。ネット上には、「次回ストーリーの予想をすることができなくなるのは寂しいな」など、“3年A組ロス”を心配する声も見られる。