《ブラジル》文協=岸田総理歓迎会4日の予定=石川会長「ぜひ地方からも来て」
ブラジル日本文化福祉協会(文協、石川レナト会長)の第164回評議員会が20日午前、サンパウロ市の文協ビル貴賓室で開催され、石川会長は5月4日(土)に岸田文雄総理大臣がサンパウロを訪問する予定であることを明らかにし、「多くの皆さんと岸田総理を一緒に歓迎しましょう。このような機会は滅多にありません。ぜひ地方からもたくさん来ていただければ」と呼びかけた。詳しい場所や時間は後日詳報。ただし、在サンパウロ総領事館からの正式発表はまだないので、あくまで予定だ。 石川会長は岸田総理来伯に強い期待を持っており、歓迎の意を示すために日系社会の人々に集まってほしいと考えている。岸田総理に伝えたいメッセージを尋ねると次のように述べた。 「日系ブラジル人270万人は、世界でも特別な存在。ブラジル社会発展にも貢献してきた。人口比ではわずか1・3%程度だが、農場や企業の経営者が多く、国内総生産では10%程度という試算もある。数あるグローバルサウスの中でも民主主義に基づく法治国家ブラジルは特別な国であり、そこで存在感を示す我々のことを、もっと良く知ってほしい」と前置きした。 その上で「テクノロジーの日本とコモディティのブラジルは実に相補的な存在だ。1週間でもいいから、日系の若者が日本で研修を受けられる機会を増やしてほしい。実際に日本を経験すると、みんな見方が変わる。橋渡し役としての若者をもっと増やしたい」と強調した。 加えて「スケジュールが合えば、総理から日系社会へのお言葉をいただき、また、エスペランサ婦人会の寄付金で大型改修工事を完了した、安倍晋三元総理や小泉純一郎元総理の揮毫による記念碑、二宮金次郎像が立つ文協庭園にも立ち寄ってもらいたい」としている。 岸田総理大臣来伯歓迎特集号についての詳細はこちら
なお、本紙では、5月4日に「岸田総理大臣来伯歓迎特集号」を発行予定。祝意を示す名刺広告を募集している。