センバツ2019 選手紹介/9止 小林仁志選手(2年)/中村勇斗選手(2年) /福井
<第91回選抜高校野球> ◇努力結実背番号18 小林仁志選手(2年) センバツでベンチ入りが許されるのは18人まで。背番号18を与えられ、最後の1人に滑り込んだ。レギュラーを意味する1桁の番号はかなわなかったが、その表情は明るい。 秋の公式戦ではメンバー入りできなかったが、冬場の愚直な努力が自信につながった。「とにかくバットを振り込んだことで、パワーが身についた」。自身に課した練習後の素振り100本で背番号18を勝ち取った。 レギュラー取りの道は残されている。植松照智監督は「ベンチ入りメンバーも背番号も変わる可能性がある」と言う。「やはり甲子園。プレーすることにこだわりたい」。競い合うことで絆が深まった仲間たちと、きょうも汗をかく。 ◇一から二塁手挑戦 中村勇斗選手(2年) 三塁手だった昨年12月、植松照智監督から「二塁手をやってみないか」とコンバートを打診された。当時、三塁手は刀根宗太郎選手(2年)と阪上啓悟選手(同)が猛烈なレギュラー争いを繰り広げていた。「2人には及ばないのか」。悔しさをにじませる一方、負けん気に火が付いた。 二塁手として守備の連携を一から学び直しつつ、打撃面では苦手のアウトコースを克服しようとバットを振り込んだ。メンバー入りは果たしたものの「守備はまだ不慣れ。ベンチから元気よく声を出したい」と話す。 物心ついた頃から「目標だった」甲子園。打席に立つチャンスが巡ってくれば、身上とする思い切りの良いバッティングで狙い球を振り抜きたい。=おわり