【RIZIN】王者・鈴木千裕、金原戦に打ち合い熱望!“倒すチャンスは5回来る”
4月29日(祝・月)東京・有明アリーナで開催される『RIZIN.46』のメインイベント[RIZINフェザー級(66.0kg)タイトルマッチ]で金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)と対戦する、王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が試合前インタビューに応じた。 鈴木は今回の試合でチャンスは5回来ると話し、その中で倒すと意気込んだ。 【動画】金原戦でも炸裂するか!鈴木の右でピットブルがダウンする瞬間 今回が初防衛戦となる鈴木、気持ちとしては「(いつもと)変わらないですね。チャンピオンであって挑戦者なので。でも、格闘技界もそうですし自分の未来も変えたいと思ってるので、その思いは大きくなりました」と謙虚な姿勢を見せる。 対戦する金原については“穴がない印象”だと話し、イメージする試合展開を「思いっきりぶん殴って倒してるんじゃないですか。そういう展開がみんな見たいはずですし、自分もそれを望んでます。金原選手は、何か打ち合ってくる気もしますけどね。でもMMAなので、組んでもいいし殴ってもいい、(だけど)理想はやっぱ打ち合いがいいですよね」と殴り合いでの決着を望む。 「打ち合ってくる気がする」と話した理由は「(金原さんは)打撃もめちゃめちゃできますし、漠然的に単発でテイクダウン取るって結構難しくて、やっぱ組み合わせがすごい大事なんで。打ち合わざるを得ないっていうか、打ち合って自分が怯んだところに合わせるとかあると思うんで、だから勝手に打ち合う展開になるとは思います」と説明。 続けて「1Rで倒せればいいですけど、別にフルラウンドでもいいんですよ。15分の間で今回の倒すチャンスは...5回じゃないですか。5回チャンスがあると思うんで、その中で倒せれば僕の勝ちですよ」と巡ってくるチャンスで仕留めるとした。 また「格闘技界を変えたい」とも発言した鈴木。どういう風に変えたいかとの質問には「自ずと変わってきます、勝っていろんな景色が見えてくるもんだと思うんで。勝って本も出すことができましたし、そこまでの過程を本に書くこともできました。3、4年前の自分に言ってあげたいです、本出してるなんて誰も信じないですし。でも勝ってるんでそれが見えるわけであって、変わっていきます。その成果を皆さんに言います」と自身が結果を出していくことで、周りも含めて変わると語った。 5回倒すチャンスがあると話した鈴木、そのチャンスをものにすることができるか、明後日のリングでいよいよ決着を迎える。 <両選手データ> 鈴木千裕(24=クロスポイント吉祥寺):身長173cmリーチ177cm、戦績16戦12勝(6KO・1一本)3敗1NC キックとMMAの“二刀流”ファイターで、昨年6月に当時の王者クレベル・コイケに挑戦するも、初回一本負け。(クレベル体重超過によりノーコンテスト扱い)。しかし、7月にベラトール王者パトリシオ・ピットブルに衝撃KOを飾ると、11月には王者ヴガール・ケラモフを初回KOで破り、新王者に輝いた。 金原正徳(41=リバーサルジム立川ALPHA):身長172cmリーチ174cm、戦績50戦31勝(11KO・11一本)14敗5分 元SRCフェザー級王者で、過去には山本“KID”徳郁、アレックス・カサレスにも勝利したベテラン戦士。一時は戦線を退くも、現在はRIZINフェザー級で芦田崇宏、摩嶋一整、山本空良を撃破。昨年9月にクレベル・コイケに圧勝した。