「12点差を追いかける武士団」同点に追いつくなど健闘
バスケットボールB3リーグの金沢武士団は7日、本拠地である石川県七尾市の田鶴浜体育館で最終戦に臨みました。 【写真を見る】「12点差を追いかける武士団」同点に追いつくなど健闘 地震で大きな被害を受け避難所となっていた体育館でのホームゲーム。苦境を共に過ごした地元ファンからは大きな声援が送られました。 金沢武士団がアースフレンズ東京Zとの試合に臨んだのは、2022年から練習拠点として使っている田鶴浜体育館です。最終戦は当初、アウェーでのゲームが予定されていました。しかし、3月に体育館にあった避難所が閉鎖されたことや「能登で試合を行い被災地に元気を届けよう」という声が両チームから上がり、田鶴浜体育館で初となる公式戦が実現しました。 12点差のリードを追いかける武士団。後半には19番ドゥドゥ選手のスリーポイントで同点に追いつくなど健闘しますが、金沢武士団はホーム最終戦を勝利で終えることはできませんでした。地震発生以降、被災者たちを励まし続けてきた選手たちの諦めないプレー。試合後、ファンたちは選手らをたたえます。 ファン 「地震で大変なことがあったけど凄い試合が見れて良かったです。」 「本当に毎回なんですけどいつも選手たちからの元気とパワーと次は頑張るぞっていう気持ちが私たちの生活に直結しているなと思って、練習できん中でも本当に頑張っている姿がかっこいいなといつも思っています」 残念ながらプレーオフ進出は出来なかった武士団ですが、これからも地元ファンに元気を届けながら日本一を目指します。 金沢武士団 田中翔大キャプテン 「僕たちに出来る事って限られているが、バスケットで勇気や希望を与えられるプレーが出来たらなと思います」
北陸放送