低空飛行の「エアバス」が杭州市で営業開始・中国
【東方新報】環境にやさしい省エネ型ヘリコプター「ベル505(Bell 505 Jet Ranger)」が、中国東部の浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)にある高層ツインタワービル「杭州世茂智慧之門(Shimao Wisdom Tower)」の周りを旋回し、同市の初の航空ターミナルとして正式開業した同タワーの屋上ヘリポートに着陸した。 杭州市の航空会社「杭州高値通用航空(Hangzhou Gaozhi General Aviation)」が杭州市の主要エリア・蕭山(Xiaoshan)、銭江新城(Qianjiang New Town)、杭州未来科技城(Hangzhou Future Sci-Tech City)などを結ぶ低空航空路線の運航を開始した。また今月末までにはさらに10~15路線の営業が開始される予定だという。 同社の創業者・丁煒(Ding Wei)総経理は「杭州の市民は、チケット購入、セキュリティチェック、搭乗手続きがワンストップで利用できるようになります。湘湖(Xianghu)から銭江新城までの約11キロの所要時間はわずか5分です。これからは『低空エアバス』の需要が高まると予想しています」と話している。 「低空エアバス」の早割チケットは現在、1席あたり498元(約1万731円)で販売されている。航空会社の話によると、低空飛行経済が急速に発展していることから、チケット価格は3年から5年後には現在の5分の1程度まで下がると見ているという。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。