写真提供／木津つばさ

ついに2023年が終わり、2024年へ……。 木津つばささんの年末年始は、舞台「東京リベンジャーズ―聖夜決戦編―」東京公演に明け暮れる。クリスマスが終わり、大晦日を迎え、正月が過ぎれば、木津さんの26度目となる誕生日である、1月7日がやってくる。 ということで、今回のテーマは「誕生日」。 “2.5次元系”の舞台で大注目の若手俳優「木津つばさ」【写真を見る】

毎年この時期になにをしているのか……あまり思い出せない

「誕生日」のお話をうかがう前に、クリスマスについて話題をふると、少し意外なお話を聞くことができた。 「毎年、年末が近づくとまず『クリスマスだなぁ』と思う。街中が幸せそうにしているのを見るのが好きですね。サンタさんからのプレゼントを待っているお子さんとか。自分も、部屋に飾るクリスマスツリーのひとつでも買おうかなと毎年思うんですけど、結局行動には移らないですね。で、クリスマスが終わっちゃう（笑）。 今年（2023年）のクリスマスは舞台（『東京リベンジャーズ―聖夜決戦編―』）があったので、いつもよりも思い出に残る日になりました。たまには、プレゼント交換とかしてみたかったなぁ。子どもの頃に学校の行事でやったかもしれないけど。あ、デビュー当時グループだったときに、企画でやった気がする……。 毎年、この時期になにをしているかというと、全然思い出せないんですよね。特別な過ごし方をしていないからかもしれない。昔からそうですね。なんでだろう……。誕生日が1月7日だからかもしれないです」 たしかに、クリスマスと誕生日が近い人は、1つのイベントにまとめられてしまうというのはよく耳にする。木津さんの場合、クリスマス、正月、誕生日が比較的近いため、いっしょくたになっている感覚なのかもしれない。

些細なことでも幸せを感じられる人になろう

クリスマスについて、木津さんとって1つだけ忘れられない思い出があるという。話は子ども時代にまでさかのぼる。 「小学生のとき、周りがみんな『バトルスピリッツ』をやってたんですよ。当時、めちゃめちゃ流行っていたトレーディングカードゲームで。で、僕もそれがどうしてもほしくて。でも、お金がなくて買えなかったんですよね。 そんなある年、カードを1パックだけ、クリスマスプレゼントに買ってもらえたんです。防水の腕時計と一緒に（笑）。嬉しかったですね、『バトスピ』のカード1パック。それで、ピッと封を開けたら、ものすごいレアなカードが出たんです。めちゃめちゃ嬉しくて。次の日、学校で自慢しまくりました。 そうしたら、今でも覚えているのが……、友だちが僕のレアカードを見て、『おぉ！　俺もそれ持ってる』って言ったんですよ。友だちは、もうとっくに当たり前のように持っていたんですね。 僕は、そこで教訓を学んだんです。やっぱり、人によってそれぞれ、幸せの形って違うんだなって（笑）。『些細なことでも幸せを感じられる人になろう』と、僕はそのとき、強く思いましたね（笑）」