和歌山・有田市長・給食費無償化「一度始めたらやめられない」
和歌山県有田市の望月良男市長は、2024年10月から始まる小・中学校の給食費無償化について「これまで食材費は保護者の負担でと考えていたが、和歌山県が予算を打ち出してきたので、それに従って有田市も行うことにした。一度始めた以上、途中でやめるわけにはいかない」と述べ、2025年以降も、県に継続を求めました。 小・中学校の給食費無償化は、県独自の子育て支援事業の一環として、2024年10月から半年間、県内の小・中学校の給食費の2分の1を補助するものです。 有田市は6月7日に開会する定例市議会に、10月から半年分の保護者の負担金およそ3659万円を減額する補正予算案を提出する一方で、県と有田市が2分の1ずつ、およそ1829万円を負担しています。 有田市は2025年度以降については「現時点で県のスキームが示されおらず不明」としていますが、望月市長は「いったん始めた事業を、途中で止めるわけにはいかない」と述べ、県に事業の継続を強く求めました。