【朝日杯FS】前走1600m重賞で先行した馬が堅実 東大HCの本命はジャンタルマンタル
2歳マイル王者決定戦
今週日曜日、阪神競馬場でGⅠ・朝日杯フューチュリティステークスが行われる。デイリー杯2歳Sの覇者ジャンタルマンタル、東スポ杯覇者シュトラウス、秋明菊賞を快勝した2億4200万ホース・ダノンマッキンリー、札幌2歳S以来の競馬となるセットアップなどが集結した。 【朝日杯フューチュリティステークス2023 注目馬】完成度やレースセンスの高さが最大の武器! SPAIA編集部の注目馬を紹介(SPAIA) 昨年は1、2、3番人気の堅い決着となったが、今年はどのようなレースが繰り広げられるか。阪神開催となった14年以降、過去9年のデータを参考に馬券戦略を検討する。
基本は前走マイル組
<過去9年の朝日杯FS 前走距離別成績> 1400m【1-2-3-47】勝率1.9%/連対率5.7%/複勝率11.3% 1600m【6-6-5-40】勝率10.5%/連対率21.1%/複勝率29.8% 1800m【1-1-1-14】勝率5.9%/連対率11.8%/複勝率17.6% ※前走ダート除く。その他【1-0-0-8】 このレースにおいて重要なのが前走距離。前走がマイル戦(芝のみ。以下同様)の馬は高い複勝率をマークしている。昨年の1~3着馬も全てマイルからの参戦だった。内訳を詳しく見ると、中心は前走重賞組【4-6-4-25】複勝率35.9%。そこで逃げ先行した馬が【4-3-3-10】、かつ「上がり3F2位以内」もクリアしていれば【3-2-1-3】複勝率66.7%とさらに好走率が上がる。この9頭は平均人気2.2と人気馬ばかりだが、単勝回収率はプラス域(107%)。好位をとるレースセンスの良さと、そこから伸びる末脚を見せてきた馬は素直に買いだ。 前走マイル以外の馬は馬券に絡まないわけではないが、凡走率が高い。その限られた好走例はどのような馬だったのか。こちらも内訳を詳しく見る。 前走1400m戦組は前走1着だと【1-2-2-25】複勝率16.7%とまだチャンスもあるが、負けていると【0-0-1-22】とほぼ全滅。前走1800m組も同様で、前走1着【1-0-1-5】、2着以下【0-1-0-9】となっている。別距離組は前走1着馬を押さえ、負けた馬はバッサリ消してしまっていいだろう。