センバツ高校野球 慶応「日本一を目指す」 主将ら、毎日新聞横浜支局など訪問 /神奈川
第95回記念選抜高校野球大会に出場する慶応(横浜市港北区)の選手らが28日、県庁や横浜市役所、毎日新聞横浜支局を表敬訪問して活躍を誓った。 新型コロナ対策もあって人数を絞り、生徒は大村昊澄主将、延末藍太副主将、山本海副主将、大鳥遥貴主務(いずれも2年)の4人ら計9人で行脚した。 県庁では森林貴彦監督が「監督は黒子に徹し、選手一人一人が野球を通じて主体的に考えて動く姿を披露し、新しい高校野球の形を全国にお見せしたい」とあいさつ。黒岩祐治知事は「今回は声を出して応援できる。声援を受けて練習の成果を発揮してほしい」とエールを送った。 横浜市役所では、山中竹春市長が「打率が4割近い強力打線と聞いている。打って打って打ちまくって市民と県民を魅了してほしい」と激励。毎日新聞では田中成之支局長が「エンジョイベースボール、『自分たちが高校野球を変える』との意気込みでどのように戦うかを期待している。(支局の高校野球の)スクラップ帳を(勝ち進んで)分厚くしてほしい」と語りかけた。 大村主将は「自分たちは昨秋、『ありがとう』という言葉を大切に戦っていた。野球をやれている感謝と、大会に選抜していただいた感謝を忘れず、常に初心を忘れずに謙虚に日本一を目指して戦っていきたい」と各所での激励に応えていた。 チームは1~8日まで鹿児島県で合宿を行う。大会は10日に組み合わせ抽選会があり、18日に開幕する。【田中綾乃】