“歩くダビデ像”五味原領、美麗なボディで初の世界オーバーオール優勝
昨日17日から3日間にかけて開催されている「IFBB世界フィットネス選手権」及び「IFBB男子ワールドカップ」。2日目の審査も終盤を迎える中、クラシックフィジーク171cm以下級で五味原領が優勝。身長の垣根を越えたオーバーオール審査も制し、自身初の称号を引き寄せた。 【フォト】これぞ筋肉美! 五味原がクラシカルボディで魅せる
昨年のIFBB世界選手権では、クラシックボディビル168cm以下級で世界一を獲得。今年に入っても7月のアジア選手権で優勝、9月の日本クラシックフィジーク選手権でも3度目の優勝をはたして順風満帆の競技生活に思える。 しかし、今年は自身のジムを開業して多忙になったことで、トレーニング時間の確保に苦労するなど試練のシーズンだったと言う。その中でも無理に今までやってきたことを変えるのではなく「続ける」ことを大切にしてシーズンを走破。大会に出ることを諦めかけたこともあったそうだが、出場する決断を下してよかったと晴れやかな表情を見せた。 日体大時代の恩師である、バズーカ岡田こと岡田隆が「歩くダビデ像」と評する筋肉美を搭載している五味原。日本が誇る若き至宝は、今後も驕ることなくひたすらに継続を積み重ねていく。
文/森本雄大 写真/木村雄大