定年後は「駐輪場」の仕事を考えています。「シルバー人材センター」に登録したいのですが、給料はどれくらい出るでしょうか? 長時間働かなくても問題ありませんか?
定年後はシルバー人材センターに登録して、駐輪場の管理の仕事をしたいと考えているものの、給与はどのくらいなのか気になっている人もいるかもしれません。シルバー人材センターには、定年後も何らかの形で働きたいと考えている人が多数在籍しています。 本記事では、シルバー人材センターの概要をはじめ、シルバー人材センターに登録して働いた場合の給与などを紹介します。 ▼高齢者の「4人に1人」は働いている!? 平均年収はどのくらい?
シルバー人材センターとは
シルバー人材センターは、地域の高年齢者に就業を提供する公益法人です。市区町村単位で設置されていて、その地域に住む高年齢者の社会参加を通して地域社会を活性化させたり、福祉の向上を目指したりするのが目的となっています。シルバー人材センターに登録すると、さまざまな業務に携われる点が特徴です。 提供されている業務は、さまざまな種類がありますが、一例として、一般事務や調査集計などの事務作業をはじめ、駐輪場の整理や学校施設の管理業務などの軽作業が挙げられるでしょう。また、中には翻訳や通訳、植木の剪定(せんてい)など、専門知識や技術を必要とする業務もあります。実務経験がある人であれば、このような専門性の高い業務に従事することが可能です。 シルバー人材センターを利用するためには、まず、シルバー人材センターへの会員登録が必要になります。会員登録は、原則60歳以上であることや、健康かつ働く意欲があることをはじめ、管轄の市区町村内に居住していることや、常態的に仕事をしていないことなど、いくつかの条件があります。 条件を満たしていれば誰でも登録できるので、定年後、少しでも働いて地域貢献をしたいなどの希望がある場合は、登録してみるとよいでしょう。 なお、一般的に就業日数・時間は月10日、週20時間を超えない範囲が目安となっています。シルバー人材センターで提供されている仕事は、高年齢者でも無理なくできるものが選ばれているほか、業務時間も配慮されているため、身体に負担のない範囲で仕事ができる点が魅力の1つです。