ダルビッシュ有がマイナーでリハビリ登板 四回途中6失点も左股関節痛は「違和感もなかった」
【フォート・ウェイン(米インディアナ州)19日(日本時間20日)】左股関節を痛め、負傷者リスト(IL)に入っている米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手(37)が傘下のマイナー、ハイAでリハビリ登板に臨んだ。3回1/3で49球を投げ、7安打6失点、1四球、3三振だった。最速は95マイル(約153キロ)をマークした。 【写真】日米通算200勝を達成してインタビューに答えるパドレスのダルビッシュ(手前)に声援を送るファン 5月29日のマーリンズ戦以来、21日ぶりの実戦。痛めた左股関節について「そこは全然、大丈夫でした。きょうは、全く気になることはなかったです。違和感もなかったです」と体調面の不安は解消された。 7安打6失点の数字上は不安が残るが、当たり損ねの内野安打が3本、そのうち2本は三塁手が打球をグラブに当てて弾く〝エラーぎみ〟の安打。それでも二回2死一、二塁で9番・DH、22歳の右打者にバックスクリーン上のパーティーデッキまで運ばれる特大3ランを献上した。 「抑えにはいったんですけど…」と苦笑い。スライダーを2球続けて真っすぐをまだ見ていなかったので(タイミングが)遅れるかな、と思ったんですけど(本塁打された)」と95マイル(約153キロ)をジャストミートされた。 60球を目安にしたが、気温31度、湿度76%の環境を配慮し、49球で降板。復帰へ慎重を期すチーム方針もあり、49球で交代した。 14日からのニューヨーク遠征からチームに帯同し、17日まではフィラデルフィアで調整。ライブBPなどで調整する選択肢もあったが、チーム方針でマイナー戦で登板した。 「本当はもっと早く(メジャー復帰して)きょう(19日)フィリーズ戦で投げられる、ということも言っていた。チームとしては8月、9月に(離脱なく)働いてほしい、ということでゆっくりやる、ということだった」。今後はチーム本隊の合流し、チームからメジャー復帰へのGOサインを待つ。