「設定変更、3月撮影開始、バーターなし…」ドラマ『Believe』木村拓哉の「異例づくし」なワケ
木村拓哉主演のテレビ朝日系ドラマ『Believe―君にかける橋―』が4月25日にスタート。5月2日には第2話が放送される。 【すごい…!】圧倒的に美しい…YOSHIKIと熱愛中の23歳の時の工藤静香「衝撃の熱愛」写真 初回拡大スペシャルの世帯平均視聴率は11・7%で、今期の民放連続ドラマでトップに躍り出た。番組のラストでは毎分最高視聴率となる世帯15・4%を記録。ひとケタ台連発の今期ドラマの中にあって「さすがキムタク」を印象付けた形だ。 同ドラマは木村演じるゼネコン土木設計部の部長・狩山の数奇なストーリーが描かれる。 第1話では、心血を注いだ「龍神大橋」の建設現場で事故が発生。納入された資材に問題があったのだが、経営幹部の意向によってその事実は伏せられ、狩山が業務上過失の罪を犯したことにして実刑収監されるハメになった。 通常、初ドラマは4月初週~第2週から始まるのが定番だが、このドラマは4月も終わろうかというタイミングでスタートした。その理由についてドラマ関係者は 「木村さんが劇場版『グランメゾン東京』の撮影をフランスで行い、そのスケジュールが“押した”ためと聞いています。クランクインは異例の3月20日。春ドラマとしてはありえないほど遅いです。今も撮影の真っ最中で、トラブルが起きないことを祈るばかりです」 と明かす。 当初、木村のドラマは全くの“別モノ”だった。前出の関係者によると 「テレビ局を舞台に木村さんはキャスター役を務める予定だった」 という。しかし、昨年の故ジャニー喜多川氏の“性加害”騒動を機に、テレビ局の忖度ぶりが問題視されたこともあり、白紙となったといいう。 「いわば木村さんにとって今回のドラマは仕切り直し。当然、気合十分で、初回の撮影の際に持ってきた台本はすでにボロボロ。グランメゾン東京の撮影を終えたばかりというのに、セリフは完全に頭に入っていました」(別のドラマ関係者) “タブー”も解禁した。 劇中で木村が手錠をかけられるシーンがあるが 「これはジャニーズ時代では考えられないこと」(芸能プロ関係者) 弁護士役の俳優・斎藤工と並び立つシーンでは、180センチ超の斎藤と木村の身長差に目がいってしまうが 「こうした構図もジャニーズ時代では絶対ありえなかった」(同・芸能プロ関係者) という。 バーターもないという。長らく続くテレビ界の慣習として主役級キャストの事務所は、同じドラマにこれから売り出したい俳優をシレっと忍び込ませることが定番となっている。 ジャニーズもバーターを駆使してきた事務所だが、現時点で同ドラマの出演者に木村と同じ旧ジャニーズ事務所の俳優はいない。 その代わりと言っては何だが、木村の妻役を演じる天海祐希の所属事務所「研音」から、木村演じる狩山の部下役に新進俳優の一ノ瀬颯が抜擢された。前出のドラマ関係者によると 「木村さん演じる狩山の冤罪を証明するためのキーマンとなる存在」 だという。 天海といえば、主演映画『緊急取調室 THE FINAL』が歌舞伎俳優・市川猿之助の事件により、公開延期となって久しい。“キントリ”を放送するテレ朝としても忸怩たる思いで、何とか公開にこぎつけようと必死だ。 「テレ朝も天海さんのことを全力でバックアップしています。木村さんの妻役に天海さんを起用したのも『まぁそういうことだろうな……』といった印象です」(スポーツ紙記者) 最新情報では、劇場版『キントリ』の再撮影が今秋に決まったそうで、来年にもついに日の目を見る可能性が高いという。 「併せてスペシャルドラマの撮影も決まったそうです。猿之助さんが演じた内閣総理大臣役はトップシークレット。タイトル通り、天海さんにとって集大成とも言うべき映画。共演者も『天海さんのために……』と一致団結しています」(同・スポーツ紙記者) 「開局65周年記念」ドラマとあって、何かと気合が入っているテレ朝。木村はその期待に応えることができるのか――。
FRIDAYデジタル