悲惨な事故を繰り返さない えひめ丸事故から23年 宇和島水産高校で追想式典
実習生ら9人が犠牲となったえひめ丸事故から、きょうで23年。 県立宇和島水産高校では、追想式典が行われました。 宇和島水産高校で行われた追想式典では、事故が起きた午前8時43分に、えひめ丸から引き揚げた鐘が9回鳴らされました。 そして、事故で亡くなった実習生の遺族や在校生らが、黙とうを捧げました。 実習船えひめ丸は、2001年2月10日、ハワイ沖でアメリカ軍の原子力潜水艦に衝突されて沈没し、実習生と指導教官、船員のあわせて9人が亡くなりました。 式典で宇和島水産高校の堀賢一教頭は、「このえひめ丸事故を風化させてはならないという気持ちを改めて強くするものであります」と、川野光正校長の言葉を代読しました。 この後、参列者は慰霊碑に花を手向け、悲惨な事故を繰り返さないよう、決意を新たにしていました。