【おひとりさま60歳代】貯蓄「3000万円以上」は何パーセント?「厚生年金・国民年金」の平均年金月額も一覧表でチェック
【60歳代・ひとり世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくら?
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。 ※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。 ●【60歳代・ひとり世帯】の貯蓄3000万円以上の割合 ・23.6% ●【60歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1960万円 ・中央値:950万円 貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄3000万円以上は23.6%。 平均は1900万円を超え、中央値は900万円を超えました。
【60歳代】年金収入はいくら?
では、今の60歳代は年金をいくら受給しているのでしょうか。年金額は毎年度改定されます。 厚生労働省より公表された、2024年度最新の年金額の例を見てみましょう。 ●2024年度の年金額の例(国民年金と厚生年金)月額 ・国民年金(満額):6万8000円(+1750円) ・厚生年金※:23万483円(+6001円) ※平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円)で 40年間就業した場合、受け取り始める「老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額)」。 厚生年金はモデル夫婦となっており、1人分にすると16万2483円です。 また、厚生労働省の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、60歳代が実際に受給している年金額は次のとおりです。 ●60歳代の厚生年金額(国民年金部分を含む) ・60歳:9万4853円 ・61歳:9万1675円 ・62歳:6万1942円 ・63歳:6万4514円 ・64歳:7万9536円 ・65歳:14万3504円 ・66歳:14万6891円 ・67歳:14万5757円 ・68歳:14万3898円 ・69歳:14万1881円 現役時代に厚生年金に加入していた会社員や公務員などは、国民年金と厚生年金の両方を受給することができます。 60歳代の厚生年金の平均年金月額は14万円台です。 ※65歳未満の厚生年金保険(第1号)の受給権者は、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、主に定額部分のない、報酬比例部分のみの者 ●60歳代の国民年金額 ・60歳:4万2616円 ・61歳:4万1420円 ・62歳:4万3513円 ・63歳:4万3711円 ・64歳:4万4352円 ・65歳:5万8070円 ・66歳:5万8012円 ・67歳:5万7924円 ・68歳:5万7722円 ・69歳:5万7515円 国民年金の平均年金月額は5万円台。 国民年金は、全員一律(年度ごとに見直しあり)の保険料を納付した期間により決定するため、極端に未納が多いケースを除けば、5~6万円台を受給できると考えられます。 ※65歳未満の国民年金の受給権者は、繰上げ支給を選択した者