旧門司駅遺構の一部を現地保存へ 機関車庫跡の基礎部分 取り出し展示含め5方策を発表 北九州市
テレビ西日本
福岡県北九州市は、門司区の公共事業用地で出土した明治期の旧門司駅の遺構について、保存活用に向けた5つの方策を発表しました。 ◆北九州市 武内和久 市長 「(公共施設の)設計内容を変更することなく、遺構の一部を残すことにしました」 問題となっているのは、門司区の老朽化した区役所などを集約する複合公共施設の建設予定地で見つかった明治期の初代門司駅の関連遺構です。 複数の学術団体が世界遺産の構成要素にもなり得る貴重なものだとして現地保存を求めています。
北九州市の武内市長は21日の会見で、機関車庫跡の基礎部分を一部現地に残すことや、かつての海岸線部分の遺構を取り出して展示することなど、5つの方策を示しました。 武内市長は、遺構の記憶を後世につなぐ取り組みと合わせて、市民の安全安心を第一に公共施設の整備を進めたいとしています。
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