ロッテが台風の目になればパも混戦になる可能性を秘めている【張本勲の喝!!】
ソフトバンクは分厚い層を誇るが
井口資仁監督が率いるロッテは台風の目になる可能性を秘めている
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、これを書いている時点ではプロ野球の開幕もいつになるのか分からない状況だ。国の一大事、国民の命がかかった問題だけに、慎重に見極めていってもらいたい。2020年のペナントレースはどのチームにとっても厳しいスタートになるだろうが、少しでも早い新型コロナウイルス感染の終息を願いながら、前回のセ・リーグに続いてパ・リーグを展望していこう。 先に順位予想をしておくと、1位ソフトバンク、2位ロッテ、3位日本ハム、4位西武、5位楽天、6位オリックスとなる。やはりソフトバンクの戦力は分厚い。セ・リーグは巨人の1位を予想したが、せいぜい一馬身ほど抜け出しているに過ぎない。だが、ソフトバンクは二馬身ほどリードしていると言っていい。 打線では決して飛び抜けたバッターがいるわけではない。柳田悠岐は素晴らしいバッターだが、もともと粗さがある上にケガの不安がつきまとう。内川聖一や松田宣浩もベテランの域に入ってきた。1年間、安定したバッティングができるかというと疑問符がつく。デスパイネやグラシアルといった外国人がそこそこ頑張ってはいるが、新加入のバレンティンを含めて外国人頼みになってしまうと苦しい。だが・・・
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週刊ベースボール