【図解】全国の原発の状況(再稼働、廃炉、停止中など)
2011年3月に発生した東京電力福島第一原発事故の後、日本国内の原発はいったんすべて運転を停止しました。しかし、事故後に発足した原子力規制委員会が新しい規制基準を策定し、九州電力川内(せんだい)原発1号機がその新基準の下で2015年8月に再稼働。一方で事故後、福島第一原発は全6基の廃炉が決定し、廃炉に向けたロードマップに沿って作業が進められています。 資源エネルギー庁によると、2023年1月現在、日本国内で再稼働している原発は、関西電力大飯原発3号機や高浜原発4号機など10基(定期検査で停止中も含む)です。 原子力規制委員会の新規制基準に適合していると判断されたものの、まだ再稼働していない原発は、東京電力柏崎刈羽原発6号機、7号機や東北電力女川原発2号機など7基。審査中の原発は北海道電力泊原発1、2、3号機など10基です。 廃炉や廃炉の方針が決まっている原発は、前述の福島第一原発や中部電力浜岡原発1、2号機など24基(事故前から廃炉が決まっていた原発も含む)です。 福島第一原発事故後に原発の運転期間を原則40年とするルールが定められました。1回に限り、20年を超えない範囲で延長が認められていますが、40年超の原発は高浜原発1号機、2号機など4基あります。
※この記事、図解は経済産業省資源エネルギー庁、原子力規制委員会などの資料を基にYahoo!ニュースが制作したものです。出典資料は「原子力発電所の現状」(資源エネルギー庁)、「原子力発電所の現在の運転状況」(原子力規制委員会)など