バッキンガム宮殿の衛兵交代にフランス軍が初参加 歴史的イベントにエドワード王子夫妻が国王代理で出席
ロンドンの名物となっているバッキンガム宮殿の衛兵交代式。観光客にも大人気だが、現地時間4月8日(月)にはいつもと違う風景が見られた。 【写真】もはやミステリー!? 不気味なくらいそっくりな英国ロイヤル18人
この日、英仏協商の120周年を記念して通常はイギリス軍の衛兵だけで行なっている交代式にフランス軍が参加した。バッキンガム宮殿の衛兵交代式に英連邦以外の国の軍隊が参加するのはこれが初。またフランスでも同じように大統領官邸のエリゼ宮での衛兵交代式にイギリス軍が参加した。
英国王室とエマニュエル・マクロン大統領はその様子を「両国の違いに万歳。そして英仏協商に万歳」というエリザベス女王の言葉と共にSNSで紹介している。
両国の歴史に残るイベントだったが、チャールズ国王はがんの治療のため出席することはかなわなかった。代理としてエドワード王子夫妻が参加した。
がんの治療のため公務を休むようになってから、国王は主にカミラ王妃に代理を依頼してきた。先月末に行われた王室洗足式でも王妃が国王の代わりとして礼拝に出席している。国王が弟のエドワード王子に代理を頼むのはこれが初めてである。
王子とソフィー妃は駐英フランス大使のエレーヌ・デュシェーヌとともに交代式を視察。衛兵たちとも言葉を交わしていた。ちなみにエリゼ宮ではエマニュエル・マクロン大統領が視察を行った。
国王は先月末にイースターの礼拝に出席、礼拝堂の周りに集まった人からお見舞いの言葉をもらうと「頑張って治療をしている」と返事をしていた。また関係者の証言によると6月のトゥルーピング・ザ・カラーには出席したいと考えているという。その希望が実現するのか、早くもイギリスマスコミの注目が集まっている。