大阪府・吉村知事が定例会見5月14日(全文1)休業要請対象外の中小にも支援金
大阪府の吉村洋文知事は14日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事「感染拡大防止と社会経済活動の両立を」(2020年5月14日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事「感染拡大防止と社会経済活動の両立を」 ◇ ◇
本日夕方6時の数字を見た上で判断
司会:ただいまから知事の記者会見を始めさせていただきます。最初に知事からお願いいたします。 吉村:まず本日、夕方6時のいわゆる「大阪モデル」の数字を見た上で、大阪における休業要請の解除の判断ということをやってまいりたいというふうに思います。ただ、6時の数値と、そして国の、総理の方針も夕方決定されるというふうに聞いていますので、その範囲、中身については今日午後8時に大阪府の本部会議を開催いたします。そこで最終の決定をいたしたいと思います。そしてまた夜9時からあらためてその会議を踏まえた上での記者会見をさせていただきたいと思いますので、休業要請解除の点については、その折に発表させていただきたいと思います。 本日の、昼間の時間に記者会見、定例の記者会見ですけど発表させていただく中身は、予算案についてです。この間、さまざま休業要請をお願いしているところ、また休業要請をお願いしてないけれども非常にしんどいところ、医療体制等々ありますから、それに対する新たな補正予算について報告をさせていただきます。
社会経済と感染拡大防止の両立が重要な視点
まず大きな方向性ですけども、緊急事態宣言が延長されました。そして延長を受けて、なんとか4月上旬の感染がうーっと上がってきたときと比べれば、大阪における感染というのは皆さんのご協力でなんとか抑えてこれてるというふうに思っています。いっときは1日感染者が92名と、感染源不明の方が70名というような時期、右肩上がりの時期もありましたが、今ではそういった状況ではまったくなくなってるという状況です。 ですので、感染源を抑える、感染の拡大を抑えながらも、これからはこの1カ月間で非常に大きな社会経済も傷みましたので、社会経済と感染拡大を両立させていく、やはりそこが非常に重要な視点になるだろうと思っています。その視点から今回の5号補正、6号補正の予算案も策定いたしました。 まず5号補正の予算ですけども、予算規模については130億円。1つは感染症の拡大防止、これは引き続きやっていきます。社会経済活動を徐々に動かしていったとしても、ウイルスはゼロにはなりません。なので今やるべきなのは、もちろん府民の皆さんにいろんな行動様式というか、感染拡大を防ぐというのをお願いしながら、社会活動を徐々に戻していく。一方で、われわれとしても、少なくなったからそれでオッケーではなくて、コロナとは付き合っていかなきゃいけませんので、医療体制、そういった部分についてはやはり強化をしていく必要があるだろうと思います。 感染症の拡大防止については50億円。そして暮らしと経済を支えるセーフティーネットの強化で約70億円。そして危機を乗り越え未来をつくる、これは感染がある程度終息が見えたという段階、少し先の話になりますが、それについて約5億円。詳細は来週発表しますが、6号補正予算も編成いたします。この5号と6号については、合わせて今月末の府議会に上程をして、ご審議をいただきたいと思っています。 6号補正、5月22日公表予定の6号補正の一番大きな中身としては、中小企業、個人事業主の皆さん、休業要請をお願いして協力いただいたところに、これまで法人であれば100万円、そして個人事業主であれば50万円という協力金のお渡しをしてきました。その中で、ただ、休業要請の対象外になってるよと、休業要請の対象外だけれども非常に経営がしんどくて、外出の自粛要請もしてますから、そういった企業の皆さんはたくさんいらっしゃいます。