ハリー・ポッター翻訳の松岡佑子さん、自身の翻訳振り返り「まだまだ磨き足りないかもしれない」
俳優・吉沢悠、お笑いタレント・ひょっこりはん、女優・大沢あかね、榊原郁恵が1日、都内で、「ハリー・ポッターと賢者の石」日本出版25周年記念セレモニーを行った。日本語翻訳をした松岡佑子さんやファンや出版関係者も130人が参加した。 日本出版25周年を記念し、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」のキャスト4人が祝福に駆け付けた。舞台でハリー・ポッター役の吉沢は「たくさんのファンを目の前にして興奮してます。すごく面白い本があると。あまり読書しなかったが、貸してくれて、読んだらとても面白かった。まさか自分がハリーをやるとは」と目を輝かせた。ロン・ウィーズリー役のひょっこりはんは「ロンのダンスパーティーっぽい雰囲気の服装にしました。映画から入った。その時は中学2年生。まさかロンになるとは」と語った。 ジニー・ポッター役の大沢は「光栄です。舞台ではハリーと言い合いをする場面が多いが、その日の雰囲気によって違うのが楽しい。ハリーがアドリブを結構しかけてくるので、今日はどう来るのか怖いときもあります」と明かした。マクゴナガル先生役の榊原は「役の衣装なら緊張しないけど、これから朗読もすると思うと緊張して手に汗握りますね」と語った。 松岡さんは「25年生きてきたかいがありました。朗読を聞いて翻訳の苦労を思い出した。スッと頭に入って来るように努力したけど、でもまだまだ磨き足りないかもしれない。何度も何度も本に戻っていきたいと思います。個人的にはハグリットと1日中付き合ってみたい」と話した。
報知新聞社