【チャレンジC・調教採点】アウェーの美浦坂路に手応えアリの存在 雰囲気は申し分なしラヴェルのジャッジは?
[GⅢチャレンジカップ=2024年11月30日(土曜)3歳上、京都競馬場・芝内2000メートル] 【表】チャレンジC調教時計一覧 舘林(美浦南)例年、中山のステイヤーズSを取り上げていたが今年はチャレンジCの方を斬ってくれ、とのことだ。 山河(美浦坂路)適性の有無が最大のポイントになる平地最長距離レースよりも、こっちの方が状態の良しあしが結果に直結するからでしょうね。で、ホームの関西馬はどれがいいんですか? 松浪(栗東トラック)ラヴェルは折り合いを重視して半マイルのソフト調整。それでもフットワークは相変わらず弾んでいるし、雰囲気は申し分ないんだが…。前走(エリザベス女王杯=2着)が走ったからといって今回も走るかは分からないのがこの馬のキャラクターだからな。 舘林 ウッド組は似たような調整の馬が多いな。 松浪 ディープモンスターは前走(アンドロメダS=4着)が行きたがったので、控えめの時計に終始せざるを得ないでしょう。それでも気配に関しては上々です。すっかり見慣れた関東馬のエピファニーも折り合い重視。最初に見た時の感動は薄れたけど、相変わらず馬体は見栄えがするし、きっちりと仕上がっていますよ。 清水(栗東坂路)こっちではマキシが文句なしのA評価。あまり派手な時計を出す厩舎ではないですが、フットワークはスピード感満点でした。毛ヅヤもピカピカですし、2か月半ぶりでも仕上がりは完璧でしょう。 山河 坂路組は長期休養明けの馬が多いね。 清水 実績最上位はボルドグフーシュ。先週の動きは悪くなかったですが、今週はいかにも久々といった感じだっただけに…。一方、セイウンハーデスは2週連続で好追い切りを消化。全体時計、ラスト1ハロンともに申し分ない数字でしたし、1年5か月ぶりを割り引く必要はないですね。もう1頭挙げるならば、エヒトもしっかり仕上がっています。で、わざわざ京都まで来る関東馬は? 舘林 正直、ウッド組はマイネルモーント、ラーグルフともにピンとこなかった。でも、坂路組は手応えアリなんだよな? 山河 秋華賞(9着)はGⅠの壁にはね返されたコガネノソラですけど、反動はなさそうですね。僚馬を脚勢で圧倒して併入に持ち込んだように、むしろ状態は上向き。ダノンエアズロックは走る気満々といった感じで先行先着。短期放牧を挟みましたが、毎日王冠の時より、確実に状態は上がっていると判断できます。
東スポ競馬編集部