プロ3戦目の黒部和沙が下剋上。元ONEファイターの澤田龍人に1R一本勝ち【修斗】
プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO GIG TOKYO Vol.36」(4月7日、東京・新宿FACE)のメインイベントで元ONEファイターの澤田龍人(AACC×剛毅會)とプロ3戦目の黒部和沙(TRIBE TOKYO M.M.A)が対戦し、黒部が1Rで一本勝ちを収める番狂わせを起こした。 澤田は2016年に黒澤亮平、2017年には猿田洋佑と「世界ストロー級チャンピオン決定戦」で対戦するもいずれも敗退。2019年から戦場をONEチャンピオンシップに移し、2022年までに6戦2勝4敗の戦績を残した。昨年3月から修斗に帰還も安芸柊斗にKO負けを喫し、今回が再起戦だった。 対する黒部は昨年10月にデビューし、ここまで2戦1勝(1S)1分とキャリアで大きな差がある一戦だった。
1R、前に出てパンチの黒部に澤田がカウンターで右ストレートをヒット。しかしそのまま黒部はタックルで押し込むが澤田はがぶってコントロール。澤田が上を取るが、黒部は立って、スクランブルの状態で小手投げで黒部が上を取る。黒部がパウンド。澤田は下から十字も黒部は腕を抜く。澤田は下から腕を取るが、黒部はまたぐとバックを取ることに成功。背に乗る。落とそうとする澤田だが、落とせず、グラウンドで黒部がバックをキープ。澤田が正対しようとしたところで黒部がツイスター。澤田がタップし1R3分38秒、ネックストレッチで黒部が勝利を収めた。
黒部は試合後のマイクで「まず三つくらい言いたいことがあります。まず一つ目、澤田選手、3戦目のこんなぺーぺーの僕と対戦してくれてありがとうございました。澤田選手のことは尊敬していて、大好きな選手だったので対戦できてうれしかった。一発効いちゃったんですが、楽しかったです。二つ目は、いい加減、僕の宣材をもうちょっとカッコいいものにしてもらいたいです。そして、三つ目。好きなものを本気でやれば、僕のように19から格闘技を始めている奴でもこうやって強くなれるんですよ! 好きなものを本気でやった奴が一番になれるんだってことを証明していきます!」と絶叫した。 一方、澤田は2021年のONEでのミアオ・リータオ戦から5連敗となってしまった。