センバツ2024 チーム紹介 守備編 高知(高知) 二本柱の必勝リレーで /高知
タイプの異なる2年生右腕のダブルエース、辻井翔大(しょうだい)と平悠真のリレーが必勝パターンだ。昨秋の公式戦8試合のうち7試合は、辻井から平への継投だった。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 辻井はコントロールとキレの良さが持ち味。最速140キロ中盤の直球とカットボールなど鋭い変化球を内外角に投げ分ける。平は183センチの長身から140キロ後半の勢いのある直球を軸に抑え込む。 ともに2023年のセンバツのマウンドを経験しており、浜口佳久監督は「うちのストロングポイントだ」と自信を見せる。昨秋の公式戦の防御率は辻井が1・45、平が2・30と安定感が光った。捕手の片井翔太(1年)は「甲子園では攻めの配球を徹底して、2人の良さを引き出したい」と意気込む。 二本柱を支える堅守もチームの武器だ。公式戦8試合で失策はわずか4。主将の川村光輝(2年)は「守りのリズムを攻撃につなげるのがチームの持ち味なので、センバツに向けて磨きをかけたい」と力を込める。【前川雅俊】 ……………………………………………………………………………………………………… ◇高知の秋の大会の投手成績 投手 試合数 防御率 辻井翔大 8 1.45 平悠真 7 2.30 ※県大会、四国地区大会、明治神宮大会の計8試合