新NISAの積立投資で「2000万円」貯めるには?毎月の積立額と積立期間をシミュレーション!
2024年12月18日、日本銀行が公表した「資金循環統計」によると、2024年9月末における家計の金融資産は2179兆円で、前年比2.8%増です。 ◆【シミュレーション結果を見る】2000万円貯めるための毎月の積立額を見る 積立投資は前年比23.3%増、株式等は前年比7.2%増えており、積立投資や株式への投資における資産形成の意識が高まっています。 本記事では、新NISAの積立投資で2000万円貯めるためのシミュレーションを、毎月の積立額と積立期間別に紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISAの概要
2014年1月から、投資初心者や少額から投資をおこなう方へ向けて「NISA(少額投資非課税制度)」が始まりました。 通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をしたとき、売却して得た運用益や配当に対して、通常は20.315%の税金が発生します。 しかし、NISA口座での運用は、運用益が非課税になるのが特徴です。 NISA制度をより使いやすく進化した制度として、2024年1月から「新NISA」が開始しました。 非課税保有期間が無期限で、非課税保有限度額の再利用が可能になりました。 ●新NISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」 新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があります。 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の非課税保有限度額は1800万円で、成長投資枠のみの活用の場合は1200万円です。 つみたて投資枠と成長投資枠の併用は可能です。 【つみたて投資枠】 ・年間投資枠:120万円 ・投資対象商品:長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 【成長投資枠】 ・年間投資枠:240万円 ・投資対象商品:上場株式・投資信託等 積立投資をする場合は「つみたて投資枠」での運用が適しています。 ●「積立投資」は一定の金額を購入し続ける投資手法 積立投資とは「あらかじめ決めた金額」を「続けて」投資することです。 投資商品は、社会情勢や経済状況の影響による値動きがあります。 積立投資は、一定の金額を購入し続けるため、高いときは少なく、安いときは多く購入でき、最終的に平均単価が平準化されます。 長期的な投資を前提とすれば、投資商品の金額の上下に一喜一憂することなく、継続して運用可能です。 運用する金融機関によっては、毎月1回の積立だけでなく、毎週、毎日の設定が可能です。 積立投資はご自身の状況に合わせて、少ない金額からでも始められるのもメリットのひとつです。