カワサキ、世界初のストロングハイブリッド「Z7ハイブリッド」を6月15日に発売

カワサキから、「Z7 Hybrid（Z7ハイブリッド）」の国内発売情報が発表された。451ccの水冷並列2気筒エンジンと出力9.0kW(12PS)のモーターにより、スポーツ走行も楽しめる世界初の「ストロングハイブリッド」モデルだ。先行してカウルドモデル「Ninja7 Hybrid」の発売もアナウンスされており、スタイリングの違いを楽しめる。 【画像】Z7 Hybridのディテール・スタイリングをギャラリーで見る（14枚） 希望小売価格は184万8000円で、Ninja7 Hybridと同額。発売は2024年6月15日（土）で、カワサキプラザ店にて取り扱いとなる。

アップしたバーハンドルで差別化 5秒間発動の「e-boost」など装備&特性はNinja7ハイブリッドと同じ！

Z7 Hybrid[Kawasaki 2024]先日発表されたNinja7 Hybridに続く、世界初「ストロングハイブリッド」搭載モデルのバリエーションが早くも登場だ。

2022年のミラノショーで公開されたニンジャ7ハイブリッドは、モーターのみでも走行できるハイブリッドエンジン「ストロングハイブリッド」を、世界で初めて採用したフルカウルスポーツだ。これを「Z」スタイルでも実現したのが「Z7 Hybrid」で、こちらは昨年のミラノショーにて発表されたばかり。こちらも海外仕様の「Ninja400」のエンジンをベースとした451ccの水冷並列2気筒 DOHCエンジンに加え、12PSを発揮するモーターを併用。ニンジャ7ハイブリッド同様、発進時はモーターで滑らかに走り出しつつ、エンジンでの力強い巡航を楽しめるほか、5秒間限定の「e-boost」による1000ccスポーツクラスの強烈な加速性能と250ccクラスの燃費効率を両立する。 装備面もニンジャ7ハイブリッドに準じ、クラッチレバーのない電子制御オートマチックトランスミッションを採用。手元のスイッチによるマニュアルコントロールによる6段変速機構も備える。またシチュエーションに応じたモードチェンジ機能には、エンジンとモーターの能力をフルに発揮する「SPORT-HYBRID」、モーター発進から必要に応じてエンジンが協調する「ECO-HYBRID」、静かでクリーンな低速用の「EV」の3モードを選択が可能となっている。またウォークモード(後進機能付き)も装備し、押し歩きもラクラクだ。 そんなZ7ハイブリッドは、車体サイズもニンジャ7ハイブリッドとほぼ同じ、全長は2,145mm、シート高795mm、ホイールベース1,535mmとなる。車重はわずかにZ7ハイブリッドが軽い226kg。ただし外見は大きく異なり、「SUGOMI」デザインで知られるカワサキ「Z」シリーズの名にふさわしい、前傾したシルエットのストリートファイタースタイルを持つ。フロントマスクのデザインは海外仕様の「Z500」同様の、小型LEDヘッドライトを採用した最新バージョンとなる。またハンドルもアップライトなバーハンドルに変更されており、ライディングポジションの自由度や低速コントロールの使い勝手に配慮。ストリートでの扱いやすさはこちらに軍配が上がるかもしれない。 そんなZ7ハイブリッドだが、発売日・価格ともにニンジャ7ハイブリッドと同様で、2024年6月15日（土）、184万8000円での発売となる。カラーバリエーションもシルバーとライムグリーンの「メタリックブライトシルバー×メタリックマットライムグリーン」1色のみ。世界初のストロングハイブリッドモデルとして話題を集めるニンジャ7ハイブリッドだが、スタイルや使い勝手でストリートファイター「Z」を選びたいライダーにとっては、嬉しいラインナップの追加となる。