低迷の西武で「監督復帰論」噴出! やる気マンマンの辻発彦元監督「ベルーナドームで情報収集の日々」
6月21日に行われた西武ホールディングスの株主総会で、株主から球団低迷の責を問う声が続出した西武ライオンズから、あの監督経験者の「電撃復帰」プランが聴こえてきた。 【画像多数】批判の的に…西武のエース・髙橋光成「7kg増量で110kgオーバー」のムチムチな肉体 株主総会では、西武ファンと思われる男性が次のような発言をしたことが報じられた。 「今年は非常に残念な結果が続いて悲しい気持ちでいっぱいです。ライオンズについては強いチームの印象があった。監督はOBでなくても勝てる監督を選んでほしい。勝ちにこだわってもらいたい」 まるで獅子党の気持ちを代弁したような意見に、後藤高志オーナー(75)は「オーナーとして責任を痛感している。これからライオンズの大々的な改革をしっかりとやり常勝軍団を取り戻す改革を私も先頭に立ち進めてまいりたい」と語り、奥村剛球団社長(56)も「ご意見はしっかりと受けとめて勝てるチームをこれから作ってまいります」と回答したという。 「後藤オーナーは今年のシーズン開幕前、『期待する選手』をマスコミから聞かれて40歳を超えた大ベテランの栗山巧(40)、中村剛也(40)を挙げるほど〝野球オンチ〟で有名です。それでいて、コンプライアンス順守には人一倍厳しい。オーナーにとっては勝てる監督よりも〝安心・安全〟運転できる監督を探したいのが本音でしょう」(球団関係者) その枠を秘かに狙っているといわれているのが、’17年から’22年まで指揮した辻発彦元監督(65)だ。 「辻さんの采配はホンモノ。戦術の幅も広いので、チームを勝たせる力を持っていることは間違いありません。事実、’18年、’19年は2年連続でリーグ優勝を成し遂げています。一方で、ライオンズの次世代を担う若手を育てきれなかったことが、今年のチーム低迷に繋がったのだと話すチーム関係者は、意外に多いんです」(同前) ところが、そんなことを知らない辻氏はベルーナドームに日参、チーム情報収集を続けているという。 「ヤクルトで選手時代を過ごし、横浜、中日でも指導者経験があるのですが、意外と馴染めずに〝古巣〟にばかり足が向く。西武が松井稼頭央監督(48)解任後、後継者不足に陥っているのもいち早くキャッチしており、やる気マンマン。 しかも、辻氏を評論家として雇っているメディア関係者が球団内外で『次は辻さんで決まりでしょ!』とロビー活動をしている。チーム関係者は『そんな話は聞いていない』と苦笑いしていますが、『ほかに適任がいないからな……』とも漏らしている。本人はやる気のようですし、けっこう現実味のあるプランだと思います」(球団OB) チームは球団史上類を見ないほどの戦力不足に苦しめられているにもかかわらず、それでも返り咲きを狙うほど、現場トップの職は魅力的なのだろうか。
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