[山口県]下関西高で併設中学説明会 4市から親子160組参加2年後「中高一貫」移行
下関市後田町の下関西高校で22日、2年後の中高一貫教育校への移行に向けて、併設する中学校の概要説明会が開かれた。同市の他、美祢、山陽小野田、宇部市の小学生と保護者を対象に開催し、午前と午後の部で計約160組が参加した。 併設中学校は同高文理探究科(現探究科、1学年70人)と接続することなどを説明。中学校の定員は未定だが、敷地内に校舎を新築し、1学年2クラスとなる予定。教育方針に関しては、これからの社会を生き抜くために知識・技能と思考力、表現(発信)力が求められると指摘。6年間の一貫教育の強みを生かして高校の学習内容を先取りし、大学進学に向けた発展的な学習に取り組む方針などが示された。大学と連携したグループ研究、海外研修の様子などもスライドで映し出され、西高生は学校行事や部活にも積極的に取り組んでいることが紹介された。 説明会後、参加者は授業の様子や校内を見学し、高校生との交流や予約制の個別相談もあった。土曜は休校日だが、平日と差し替えて公開授業を実施した。 下関市の勝山小5年の児童は「数学が好きで、中高一貫校に向けた塾に3月から通い始めた。説明を聞いて入りたくなった」と話した。