カジヒデキ ネオアコ&ギターポップ魂に回帰のアルバムをLPで発売 ジャケットは江口寿史
『BEING PURE AT HEART~ありのままでいいんじゃない』は、本当の意味でのシンガーソングライター的な作品に
<From Season to Season by The Arcadians> 2020年に始まったコロナ禍。時間が止まったような毎日。否が応でも日々の暮らしに目がいき、季節の移り変わりを強く感じたこの4年間。2021年6月にリリースした配信シングル「Dreams Never End」から、その時々の季節に合わせて、季節を意識したシングルを発表して来ました。そもそもコロナ禍に突入した頃、プロデューサーの堀江博久氏から、僕の楽曲の約80%は夏をテーマにした”サマーソング”ではないか?と指摘されました。それは大袈裟としても、元来ネオアコ ・ボーイ(&伯父さん)である僕はサマーソング好き!しかしそれは見直した方が良いのではないかと、改めて、これまで僕が書いてきた夏以外をテーマにした楽曲を聴き直し、コロナ禍に隔月で開催してきたライブ・イベント『IVORY CAFE』で演奏をする中で、それぞれの季節に、その季節の歌を歌うことの風情や心地良さを感じた事は、このアルバムに繋がる大きな収穫でした。 カレンダー・アルバムの名盤と言えば、やはり大瀧詠一さんの『NIAGARA CALENDAR』。ジュリー・ロンドンの『カレンダー・ガール』も魅力的な一枚。僕はブリッジの頃に『トラットリア・カレンダー』のサウンドトラック的なカレンダー・コンピレーション・アルバム『The World Shines Brightly』を監修した事があります。 そしてこのアルバムは<青春賛歌>でもあります。ほとんどの歌詞はPOPSやROCKの基本である<BOY MEETS GIRL>であり、青春映画そのものです。コロナ禍において<愛する人と居る時間の尊さ>は、日々の生活の中でとても大切なテーマになり、<愛><生きること><友>がこのアルバムの重要なキーワードになっています。 97年1月にリリースされたソロ・デビュー・アルバム『ミニスカート』以来、これまでに数多くの作品をスウェーデンでレコーディングしてきましたが、今回はマスタリングをThe MopedsのDavid Carlsson氏に依頼。The Mopedsには90年代、僕の楽曲やライブでホーンを吹いて貰ったり、2000年にリリースした『You Will Love Me』を一緒にレコーディングした仲。北欧の優しくマイルドな空気でアルバムを包み込んでくれました! このアルバムはこの4年間の記録であり、<DREAMS NEVER END = 夢は決して終わらない。夢を諦めない>為に、この16の季節の中で僕自身の気持ちの移り変わりを<PURE>な気持ちで表現した、本当の意味でのシンガーソングライター的な作品になったと思います。 ※ 注1. 80年代に誕生したグラスゴーのインディー・シーンをテーマにした『ティーンエイジ・スーパースターズ』と、UKはブリストルのインディー・レーベル “サラ・レコーズ” の軌跡を描いた『マイ・シークレット・ワールド』の事。 カジによる、曲それぞれをカレンダーに落とし込んだイメージ。 <リリース情報> 『BEING PURE AT HEART~ありのままでいいんじゃない』 2024年11月3日(日) レコードの⽇2024 リリース ⚫︎LP:4,000円(税込) 【LP収録内容】 Side A 01. Being Pure At Heart / ありのままでいいんじゃない 02. We Are The Borders / ウィー・アー・ザ・ボーダーズ 03. April Fool / エイプリル・フール 04. Preppy Peach / 先のトガったアイスクリーム 05. Naked Coffee Affotato / 裸のコーヒー・アフォガート 06. Looking For A Girl Like You / ガール・ライク・ユー Side B 01. Don't Wanna Wake Up!! / 起きたくないよ 02. Summer Sunday Smile / サマー・サンデー・スマイル 03. Claire's Knee / クレールの膝 04. Walkin' After Dinner / 手をつないで歩こう 05. A Room Without You / きみのいない部屋 06. Dreams Never End / ドリームズ・ネヴァー・エンド