札幌大谷など3校プラカード、札幌北高生が校名揮毫 開会式で使用 /北海道
<2019第91回センバツ高校野球> 札幌北高の書道部員が、23日に開幕する第91回選抜高校野球大会の開会式で使用するプラカードの校名の揮毫(きごう)に取り組んだ。担当したのは地元・札幌大谷と札幌第一、21世紀枠の熊本西(熊本)の3校。大役を任された1年生部員3人は、入場行進に映える見事な楷書体の揮毫を完成させた。 センバツを主催する日本高校野球連盟と毎日新聞社は、第80回記念大会(2008年)から、「書の甲子園」の愛称で知られる国際高校生選抜書展で、地区優勝した全国の10校に、プラカード用の学校名の揮毫を依頼している。札幌北高は昨年の第27回選抜書展の北海道地区で、3年連続4度目の優勝に輝いた。揮毫も3年連続。 筆を執ったのは、いずれも1年生の女子生徒。顧問の大川修一教諭から「晴れの舞台にふさわしいよう、勢いのある字で」とのアドバイスを受け、それぞれ約1カ月かけて習作を繰り返した。 札幌大谷を担当した大橋美優菜さんは「地元なので優勝してほしいとの願いを込めた」。札幌第一を任された岸上莉奈さんは「文字を通して選手一人一人を応援する気持ちで」。熊本西の酒井愛唯さんは「強豪の九州代表なので、勝ち続けてほしいと力強さに心がけた」と話した。【坂本智尚】