中国の電気通信事業収入、2023年は約34兆円の見込み
【CNS】中国政府の工業情報化部は1月24日、2023年通年で中国の通信事業量と通信事業収入はいずれも増加し、通信事業収入が前年比6.2パーセント増の1兆6800億元(約34兆6265億円)となる見通しであると発表した。 また、通信事業量は前年比16.8パーセント増加し、サービス産業生産指数の伸び率を8.7ポイント上回ったとしている。 通信事業収入では、新興事業の下支えが目立った。2023年の通信事業収入に占めるモバイル、固定ブロードバンド、クラウドコンピューティングの三つの事業収入の割合はそれぞれ37.8パーセント、15.6パーセント、21.2パーセントであり、通信事業総量に占める寄与率はそれぞれ36.9パーセント、26.8パーセント、26.4パーセントだった。 2023年の通信業界の投資ファンダメンタルズは安定して伸びた。通信大手3社に中国鉄塔有限公司を含むと、前年比0.3パーセント増の総額4205億元(約8兆6669億円)の固定資産投資を完了した。 2019年の5Gの商用サービススタート以来、通信産業への投資は5年連続でプラス成長を維持しており、年間投資規模は4年連続で4000億元(約8兆2444億円)を超えた。うち5Gへの累計投資は7300億元(約15兆460億円)を超えている。 業界の研究開発費も2023年に前年比9.8パーセント増加し、売上高の伸び率を3.6ポイント上回っている。(c)CNS/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。