広島優勝 大阪のカープ居酒屋でも歓喜爆発
ジェット風船を飛ばして喜びを分かち合った
広島優勝 大阪のカープ居酒屋でも歓喜爆発 撮影:岡村雅之 編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
広島カープが25年ぶりのリーグ優勝を決めた10日夜、大阪のカープ党いこいの場となっている大阪市中央区の居酒屋「こんご天満橋本店」でも優勝決定の瞬間、詰めかけたカープファンらがジェット風船を飛ばして喜びを分かち合った。 <速報>25年ぶりVの広島・緒方監督が「最高に気持ちいい」
ジェット風船を飛ばして優勝の喜び分かち合う
こんご天満橋本店は1973年の創業以来、広島出身の創業者花谷金剛さん、次男で現店長の金士郎さんらが親子2代でカープを応援。大阪を代表するカープファン結集の店として知られている。 優勝に王手をかけたカープは、敵地の直接対決で2位巨人を破り、自力で優勝を決めた。店内は早くからカープファンで満席。座れないファンは去ろうともせずに、球場の立ち見状態で、優勝決定の瞬間を待ち構えた。 優勝が決まった瞬間。松屋町のおもちゃ問屋街で仕入れて配布したジェット風船を飛ばして、優勝の喜びを分かち合った。
20代カープ女子は涙を浮かべ「感動しました」
赤いユニホーム姿の20代カープ女子は涙を浮かべて「感動しました」。広島県三次市生まれで幼いころからカープファンだったが、カープ優勝を知らない世代。「いつも5位とかで、あの弱かったカープが優勝するなんて」と、興奮気味に話した。 友人の20代男性会社員は「クライマックスシリーズを応援するため、有給休暇を取って広島へ行ってきます。このままの勢いで日本一へ突き進んでほしい」と、期待を寄せた。 カープが最後にリーグ優勝した25年前の1991年、花谷店長は学生アルバイトとして店を手伝いながら優勝の瞬間を迎えたが、今回は店を切り盛りする店長として優勝に立ち会うことになった。店先を飾る球団応援旗は店が自前で作成した思い出深い旗だ。 花谷店長も「感慨無量。球団、選手、ともに応援してきた多くのファンに感謝したい」と涙を隠さない。来週15日には優勝記念セールを開催する。25年ぶり優勝にちなみ、広島お好み焼きなどの料理と90分飲み放題セットで2500円という格安サービスを実施。熱く真っ赤なカープの秋がしばらく続きそうだ。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)