1回戦 市和歌山、延長制す(その2止) 県勢センバツ100勝 /和歌山
<センバツ2019> ◇「大きな節目」OB感慨 市和歌山が開幕試合で達成した県勢のセンバツ100勝を、OBも感慨深い思いで見守った。 【熱闘センバツ全31試合の写真特集】 この日、甲子園で観戦した市和歌山野球部前OB会長の土橋義紀さん(71)=和歌山市=は「県の高校野球のレベルの高さを改めて印象づけた」とたたえた。土橋さんは市和歌山商時代だった1965年の第37回大会にベンチ入りし、チームは準優勝した。「自分が関わった4勝はほんの一部だったが、当時のことを思い出した。母校が100勝目を飾れたのは幸運。県内各チームが重ねてきた努力が実を結び、大きな節目を迎えることができた」と喜んだ。 県高野連の花本明会長は「この勝利はセンバツでの県勢100勝目という記念すべき勝利。この調子で勝ち上がり、紫紺の優勝旗を紀州路に持ち帰ってください」とコメントした。 第1回大会以来の県勢のチーム別センバツ勝利数はトップが智弁和歌山で25勝。(2)箕島24勝(3)桐蔭13勝(4)海南12勝--と続く。市和歌山はこの日の勝利で7勝となり、向陽と並び5位タイとなった。 ◇20年ぶりの新曲 ○…市和歌山のアルプススタンドでは今大会のために約20年ぶりに作られた新曲が一回と八回に披露された。曲名は「N(Next31)」。平成最後の年となる31年と、「打線を次につないでほしい」という思いを込めて命名した。 吹奏楽によるファンファーレから始まり、徐々にアップテンポになる勢いを感じさせる曲調に仕上がっている。バトン部メンバーも曲に合わせて振り付けを披露。大谷優樹主将(3年)は「盛り上がるようジャンプを多く取り入れた」と話し、懸命に応援していた。