ブリーダーズカップターフ 2024の見どころ・予想|海外オッズ1番人気&予想の本命はレベルスロマンス
1着賞金260万ドル(約4億円)をかけたブリーダーズカップターフ(G1/芝2400m)が、日本時間3日にアメリカのデルマー競馬場で行われ、日本でも馬券が発売される。日本からは、ローシャムパーク、シャフリヤールの2頭が挑戦する。
レースの傾向
ブリーダーズカップターフは芝コースで行われる長距離戦(約2400メートル)で、主にヨーロッパ勢が強いレースとして知られている。アメリカの芝は一般的に硬いが、開催地や天候によって馬場状態が変わるため、柔らかい馬場を得意とするヨーロッパ馬にとって有利になることもある。当日の天気予報は晴。大幅な馬場の悪化はなく、実力通りのレースとなりそうだ。
海外ブックメーカー1番人気はレベルスロマンス
海外ブックメーカーの一つ、「パディパワー」のオッズを見てみると(日本時間1日22時04分時点)、1番人気はレベルスロマンスで3.75倍。2番人気はエミリーアップジョンの4.5倍、3番人気がジェイアービーの6倍、ルクセンブルクの6.5倍と続き、単勝10倍のオッズを切るのはこの4頭のみ。日本馬では、シャフリヤールが13倍の7番人気、ローシャムパークが26倍の8番人気となっている。
予想の本命はレベルスロマンス
本命はレベルスロマンスを選択する。ブリーダーズカップクラシックに強いヨーロッパ勢の中で、ここまでG1を5つ勝っているこの馬がトップクラスなのは間違いない。オイロパ賞(G1/芝2400m)を勝ってからの臨戦態勢は、2年前にブリーダーズカップクラシックを勝った時と同じ。キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(G1/芝2390m)では、2着だった今年の凱旋門賞馬ブルーストッキングとは差のない競馬をした。イギリスのC.アップルビー厩舎所属のこの1頭に期待する。 2番手に推すのはウイングスパン。アイルランドの名伯楽A.オブライエン調教師が送り出す3歳牝馬は、G1勝ちこそないが前走の英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークス(G1/芝2320m)で2着。6戦して4着以下に敗れたのが1回と安定感を買いたい。 3番手にはシャフリヤールを選択する。昨年3着の同馬は、ドバイシーマクラシック(芝/2410m)、ジャパンカップ(G1/芝2400m)など海外馬とのレースで好走する傾向がある。デルマー競馬場は左回りが得意のこの馬には絶好の舞台で、2400mで3着以下になったことがない距離適性を信じる。 4番手以降は、ジェイアービー、ファーブリッジ、ローシャムパークの順で印を打ちたい。重賞で3戦連続連対中のジェイアービーは、先行力が武器。ファーブリッジは米G1を連勝中。ローシャムパークは2400mの経験がないが、応援の意味を込めて印をつける。 ◎レベルスロマンス 〇エミリーアップジョン ▲シャフリヤール △ジェイアービー △ファーブリッジ 注ローシャムパーク